ちゃおチャオブログ

日々の連続

6.3(水・晴れ)トンチンカン大統領。

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世界の中にはいろいろな大統領がいて、国民の利益とか国の平和とかはそっちのけにして、自己の利益、自己の保全を最大限に考える大統領も何人かいる。アフリカの終身大統領にその傾向が目立つが、最近では就任して間もないブラジル大統領とか、ロシアのプーチンは元大統領で現在は首相だが、既に20数年首相→大統領→首相と、トップの座をたらい回ししているが、今度は憲法を変えてまでも、終身トップの座に居続けるつもりだ。

一説によれば、彼が首相の座を降りた瞬間、数多の敵対勢力が寄ってたかって、自身が訴追されることを恐れているようだ。終身トップの座に居座れば、そんな心配もない。どこぞの総理が、自身の訴追を恐れて、ポン友を検事総長に押し込もうした図式にも似ている。

そんな欧米から毛嫌いされているプーチンと仲良くしているのは中国の習と日本の安倍総理位で、日本人としては恥ずかしい限りだが、今回トランプは全くどこの国の誰とも相談しないで、突然プーチンに電話し、今度のG7に参加しないか、とのご招待をする。追加の国に韓国、インド、豪州を含める、とツイートしていて、寝耳の水の安倍総理は大慌て。事前の相談は全く無かった。表面からトランプに反対は出来ないので、懸念を表明するに留めたが、早くもカナダ、英国はロシア参加に反対。ドイツのメルケルなどはプーチンが来るなら、自分は参加しないと。多分、フランス、イタリア、EUも反対するだろう。

トランプは9月開催を予定しているようだが、ひょっとしてこの会議、プーチンが来るなら、欧州各国は不参加、G7では唯一安倍総理だけが出席し、隣の席に座ったニコニコ顔の文大統領に押しまくられるだろう。だからと言って、トランプの一の子分を自任している総理としては、欠席する訳には行かない。困ったものだ。

 

その困った大統領、と言うか、トンチンカンの最たるものだが、今回の警察官による黒人被疑者の殺人を契機に、全米でデモが発生し、納まるところを知らない。それに油を注いでいるのが当のトランプで、今回はとうとうキリスト教連合会、最大会派の福音派エヴァンゲリオン、アングリカン等々がトランプ反対に回り、いよいよ今秋の大統領選、危うくなった。ブッシュ父に続く、二人目の現職大統領落選の憂き目がいよいよ近くなってきた。

世界最大、最強国家の大統領、アフリカや中南米の大統領とは異なるもので、世界の融和と国内の統一を図るべきなのだが、そのことごとく反対のことしている。自国第一主義、白人優先、反中国、これを推し進めれば、国内の半分が反対しても、自分は大統領に再選されると思っている。トンチンカンな発想だ。

 

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