Naviのインプットが何か間違ったのか、道の駅「内子」へやってきた。
地場産品を売られている直売コーナーではかなりの客だ。
駅の奥には自然テーマパークのようなものもあり、沢山の家族連れが行き来している。
これから向かう愛南町の霊場第40番観自在寺。車にはナビが付いているので、そのナビ通りに向かえばよいのだが、設定の仕方が悪かったのか、どこでどう間違ったかは不明だが、向かっている方角が最南の海の方向ではなく、山の方向に向かっている。お寺の名前を間違えてインプットしたのかも知れない。一旦バイパスを下りると近くに道の駅がある。
朝早く起き、先刻お昼も食べて、血流が胃腸の方に集まっているのかも知れない。運転中に眠くなってきた。丁度良い、この道の駅で一休みし、コーヒーで眠気を覚まそう。時間はまだ十分ある。
道の駅は「内子」と出ている。内子の先には明日行く予定の霊場が2ケ寺ある。間違ってそちらのお寺をインプットしたのかも知れない。取り敢えずここで一休みしよう。道の駅「内子」は先刻の「三間」と比べたら随分賑やかで、沢山の客が集まってきている。道の駅の中に自然遊歩道のようなテーマパークがあり、今日の日曜日、小さな子供連れが集まってきているのかも知れない。今までStay Homeの一本やり、昨日から県境移動解禁になって、自粛疲れのファミリーが県をまたいでやってきているのかも知れない。これが元々の本来の日本の姿なのだ。
駅は大きな清流の崖上にある。見晴らしの良いテラスの関を選び、眼下を流れる清流の水音を聞きながらコーヒーを飲む。林の中から名前の知らない小鳥のさえずりも聞こえてくる。清流から上がってくるフィトンチットを沢山含んだ清い空気を吸い、川の音と小鳥のさえずり。コーヒーが美味しい。先刻の御飯もそうだったが、自然の空気の中で食べるもの、飲むもの、そのすべてが美味しく感じられるのか・・。愛媛にやってきてまだ数時間。この空気と汚れの無い自然の中にいられることだけでも、ここまでやってきた価値はある。東京、八王子、高尾などでは得られない貴重なものだ。
眼下を清流が流れている。肱川の上流のようだ。崖上のテラスでコーヒーを飲む。
目の前の合歓の花が今満開に咲いている。
今日が巡礼最後の日なら、いろいろとお土産に買いたいものもあるのだが・・。