ちゃおチャオブログ

日々の連続

四国霊場最後の巡礼(52)第八十五番八栗寺を下山し、次の霊場志度寺へ。

お迎え大師に挨拶し、元来たケーブ駅に向かって、引き返す。後ろの山が屋島だ。

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鳥居の先に本堂がある。

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この辺りの紅葉は雑木だ。

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八栗寺を下山する。右手に多宝塔がある。

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山門の側にも同じように鳥居が立っている。

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八栗寺の本来の巡礼道は八栗ケーブルの横から登り道が出来ていて、案内書によれば、途中見晴らしの良い場所に一休みできるうどん店などもあって、時間のある人に取っては良い行楽コースになるだろう。境内の標高は200m足らずだから、麓から登ってきても1時間程度で登れるだろう。自分も嘗てのように足が丈夫で、時間的に余裕のある巡礼設定だったら、ケーブルなどは使わずに、この昔の巡礼道を歩いて登ってきたに違いない。

高松や瀬戸大橋を利用すれば岡山からも程近いこの寺、初めてやってくるレジャー客は漸く登り詰めた先に弘法大師の座像、お迎え大師像を見て、この寺が大師に所縁の深い寺で、四国霊場八十八ケ寺の一つになっていると分かるだろう。それ以上に、登り詰めた直ぐの先に大きな岩山が覆い被さるように天を突く異様さと、更には又弘法大師のお寺なのに、石の鳥居が立っている異様さに、並みの理解を超えるかも知れない。ここは神と仏、神社とお寺が同居している場所だと。

お迎え大師に迎えられた歩き遍路の巡礼者は、石の鳥居を潜ってその先の本堂にお参りし、続いて直ぐ左の歓喜天にお参りし、順繰りに、先刻自分がケーブル駅から歩いてきた参詣道を反対向きに進んで行って、大師堂、多宝塔にお参りし、ケーブル駅手前の巡礼道を左に折れて、次の霊場志度寺に向けて下山して行く。実際自分も時間があれば行楽気分でこの山道を歩いて見たいと思ったが、限られた日程、再びケーブルに乗って、下山せざるを得なかった。ケーブル駅は売店も兼ねていて、次のケーブルが出るまで少し時間があたので、この寺にちなんだ栗羊羹を土産用に2箱買った。

 

ケーブル駅前から見える五剣山。

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岩登りには最適の山だろう。

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歩いて下山する時間もなく、再びケーブルに乗って下る。

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車内から目の前の屋島がどんどん近づいてくる。

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ケーブルを降りてからもう一度五剣山を仰ぎ見て、次の霊場志度寺に向かった。

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