3日目の朝、今日も好天のようだ。
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内子の町も見納め。もう来ることはないだろう。下を国道56号線が走っている。
- さて、今日はこの山の向こうにある久万高原のお寺、第四十四番札所、大雲寺だ。
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朝食もしっかり摂って、今日も1日元気に行こう。
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- ナビのインプットを間違え,飛んでもない大回りをして漸くお寺の下に到着した。
四国巡礼3日目の朝も好天のようだ。ホテルの窓から外の様子を見ると、もう朝から強い日差しの様子。朝食は6時半から。昨夜飲み放題の1階レストランに向かう。朝食バイキング。今日も又ゴム手袋を配布され、手袋をしての朝食。アフターコロナ、新常態に慣れて行かなくては。早々とホテルをチェックアウトし、7時には出発した。
今日は久万高原にある霊場2ケ寺を訪問し、それから松山市内に入り、時間がある限り、市内のお寺を巡礼する予定だ。霊場はどこも5時で閉門となる。今は日足が一番長い時期、7時ころまで外は明るいが、お寺のルールである以上、やむを得ない。防犯上、防火上、山門が5時に閉じられ、参詣者をシャットアウトするのは、お寺を守るためにも当然のことだろう。これが夏冬を問わず、巡礼ルールになっている。巡礼者は5時閉門に間に合うように、各寺を回らなければならない。
東京を出る前の事前の地図上のチェックでは、この内子のホテルから最初のお寺迄は一山超えた先で40-50分程度で行ける筈だった。ナビにお寺の電話番号を入力し、出発した。ホテルの前の56号線を松山に向かって少し進むと、右方向に久万高原と大きな標識が出ている。ただナビはここを右折ではなく、真っすぐ56号線を松山方面に示している。右も左も分からない人には、ナビの指示通りに運転するしかないだろう。そのまま真っすぐ国道を直進する。
奥多摩の秋川渓谷沿いのような深山幽谷の趣たっぷりの国道を通り抜け、ちょっと開けた町中に来ても、まだ前進だ。標識を見るとここは砥部と出ている・・。あれあれ、砥部はもう松山の隣町じゃないか・・。ナビが狂ったのかも知れない。道路際のコンビニに入り、道順を聞いた所、矢張り来過ぎてしまった。又戻って先刻の看板の所から入っていくか、ここまで来たら、松山まで出た方が道も良いだろうと。ここまで来て気が付いたが、ナビをセットした際に、高速道使用を支持したので、高速に乗るためにわざわざ松山まで出る必要があったのだ。ナビではなく最初の道路標識通りに進んで行ったら、もうとっくにお寺に着いている筈だ。結局松山郊外のインターから高速に入り、1区間だけ乗って直ぐに下線し、再び山道に入り、三坂峠、三坂トンネルを抜けて、予定の3倍以上の時間がかかって、漸く久万高原町大雲寺の参道下に着くことができた。
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駐車場からは長い林道を抜けて上っていく。
- 流石、山中のお寺だ。この林道を登ってくるだけでも大変だった。
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古い遍路道と一緒になる。
- お寺の下には、宿坊もあるが、今は使われていないようだ。これもコロナのせいか・・。
- 漸く境内に到着した。