宿毛湾が見渡せる展望公園から戻る途中、紫電改展示館の前の路上に真っ白の子猫が横たわっていた。
今晩泊るターミナルホテル。御荘町(愛南町)からは1時間もかからず着いた。
ホテルの向かい側はJR宇和島駅、ターミナルだ。
宇和島駅前の大通り。前方に港がある。
港にある道の駅ももう閉店の時間だ。
誰もいない展望公園で少し寂しくなり、丘を下り宇和島に向かうことにした。今晩の泊りは宇和島駅前にあるターミナルホテルだ。ここからは1時間も見ておけば良いだろう。坂を下る途中、紫電改展示館の前にトイレがあり、そこに立ち寄ろうと車を止めると、トイレの前に真っ白な子猫が路上で寝ている。こんな人里離れた丘の上で猫がいるのも珍しいが、まだ子猫でどうも捨て猫のようだ。旅行中でなければ拾って帰るところだが、写真だけ撮っておいた。猫好きのゴンタさんには良いプレゼントになるだろう。
道路は空いていて信号もなく、途中バイパスもあって、30-40分で宇和島には着いた。ナビをたどって行けば、初めてのホテルでも直ぐに行きつける。本当に名前の通り、道路を挟んだ向かい側にはJRの輪島ターミナルがある。ホテルはやや古い感じだが、料金相応だろう。客は少ない。数人程度か。先ずはチェックインし、知人のKatsuさんのお姉さんの嫁ぎ先穂積亭に夕食を食べに行くことにした。店名を控えてくるのを忘れ、Katsuさんの同窓生の悠久さんに電話して聞いたら、直ぐに分かった。フロントで場所を聞いたら、残念、今日は日曜日で休みとのことだった。
止む無く市内のどこかで食べることにした。駅前の大通りは真っすぐ港に伸びていて、途中国道56号線と交差する大きな交差点があるが、この辺りが宇和島の中心市街地のようだ。交差点の手前には大きなアーケード街もあったが、殆どの店はシャッターが下りていて、日曜日なのに、イヤ日曜日だからなのか、歩行者も買い物客もほとんど居らず、錆びれた感があった。そう言えば、アーケードの角にある大きなデパートももう何年も前に閉鎖されているようだった。地方の有名デパートのようだったが、どこの地方都市でも似たようなものだろう。
交差点を通り過ぎて5-6分も歩くと街を横断するバイパス高架橋が上を走っていて、その先が港だ。ここからは離島航路とか、本州へ渡るフェリーも出ているようだ。ただ今はもう夕刻で、フェリーの出入りは終わっている。埋め立ての先に道の駅もあったが、こちらももう時間終了だ。又駅前に戻り、来る途中見かけたかど屋という料理屋に入る。地元宇和島の名物、鯛めしが自慢のようだ。宇和島の鯛。瀬戸内岡山の鯛と同様、宇和海の鯛も有名だ。今晩はここで夕食としよう。と言っても、他に適した食堂もなさそうだった。出てきた鯛のセット料理は、間違いなく美味しかった。かなり広い店だったが、奥の方に数名の客がいるだけで、静かなものである。宇和の刺身を堪能し、道路の向いのホテルに戻った。今朝は早く、余り寝ていない。1杯のビールで充分気持ちよくなった。
港を眺め、駅前の料理屋に戻る。
宇和島駅前の地元料理店、かどや。
宇和島名物鯛めしだ。
竜司さんの好きなじゃこ天も美味しい。
料理も刺身も存分に満足した。