ちゃおチャオブログ

日々の連続

愛媛(伊予一国)ドライブ巡礼(38)次の霊場第四十七番八坂寺に向い、参拝する。

浄瑠璃寺からの遍路道が真っすぐ伸びている。

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八坂寺広い駐車場の正面には三坂の山が迫ってきている。正面の像は最近建立された不動明王像(いやさか不動)。この前で護摩行が行なわれるが、それは高尾山の麓の駐車場での護摩行と同じだ。

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八坂寺本堂。

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阿弥陀如来がご本尊だ。

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本堂に並んで大師堂が建っている。

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浄瑠璃寺駐車場はせいぜい10台程度が駐車できるこじんまりしたものだが、そこの出入り口に次の霊場迄の遍路道の案内が出ている。そこには次の八坂寺までの距離は0.7キロ、直線道が記されていた。浄瑠璃寺での参拝を終え、庫裏で納経印を貰う際に、お内儀に「次のお寺迄は700m、歩いて往復したいので、車を置いていっても構いませんか?」と聞いたら、「この暑い中、700mと言っても歩くのは大変です。車があるなら、車で行った方がらくですよ。向こうには大きな駐車場がありますから。」とのことで、歩くのは止めて、車で行くことにした。処が、再びナビの設定を間違えて、高速道使用が標準セッテイングになっているのに気が付かず、又々ぐるっと大回りして、高速道入り口近くまでやってきて、漸くセット間違いに気が付いた。車が八坂寺とは反対方向に、どんどん遠ざかって行く時点で、オカシイと気づくべきだったのだが・・。

結局ナビに頼らず、スマホのグーグルマップで場所を確認し、グーグルを見ながら行くことにし、歩いたら5-6分で行けた距離が、20分以上もかかってしまった。確かに浄瑠璃寺の奥さんが言っていたように、ここ八坂寺の駐車場は広々したもので、一度に数百台が駐車可能な広さだ。前方には先刻トンネルを通り抜けてきた三坂の山並みが見える。案外山が近いが、このお寺の名前、八坂は八つの坂から由来しているようだ。京都の八坂神社は坂とは関係なく、弥栄から由来してものだが、こちらの寺は正真正銘の坂道で、嘗ては八つの坂を寺領に持つ位大きな広大なお寺だったようである。この広大な駐車場も、その当時の名残を残しているものか・・。

駐車場からは横の脇入口から本堂の前に出られ、そのまま参詣できる。この寺も歴史は古く、弘法大師がこの寺にやってきた100年程前に、山岳信仰の祖、役行者が開山したと伝えられていて、それは自分が良く登る東京の高尾山薬王院や、吉野の金峯山寺と同じだ。行基役行者弘法大師以前に活躍した聖僧聖者で国内各地に今に残る数々の寺や記憶遺産を残している。この寺のご本尊は阿弥陀如来。当時、藤原道長を初めとして多くの国民に帰依された仏で、これも又平安中期の有名な僧侶、恵心僧都源信作と言われる。彼の作品には国宝の絵画、重文の仏像など多数あるが、この寺の阿弥陀像は未だ指定されていない。実は自分の生まれ歳は戌年で、守護神は阿弥陀如来。唱える真言にもより熱が入った。

 

大師堂も立派な造りだ。

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境内には米寿の人の100回巡拝の記念碑が奉納されている。

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 境内の裏手には大きな墓地がある。

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境内の裏手には墓地が造成され、沢山の墓石が建っていた。

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本堂から大師堂を見る。

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