ちゃおチャオブログ

日々の連続

8.14(金・晴れ)モーリシャス、タンカー座礁事件。安全の軽視。

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先月25日、商船三井の巨大タンカーがモーリシャスの浅瀬で座礁し、積んでいた重油が漏出した事件は驚愕した。当初、このタンカーは中近東と日本を結ぶ原油タンカーで、年に何回も往復しているタンカーが、どうしてこんな浅瀬に接近したのか、20万トンからの巨大タンカーが事故を起こすことなど、到底考えられないことだった。大体、船には船長も航海長もいて、当然24時間の見張り員も乗船している筈だ。仮に人為的なミスがあったとしても、レーダー、その他の監視機器でもって、他の船舶、陸地との衝突を避ける為の異常接近警報装置が付いている筈だし、およそ起こりえない事故が起きたと思っていた。その後の報道は、オイルが海上を汚染する続報がほとんどで、事故原因に関する続報は全く無かった。これだけの世界的な事故、日本国の名誉を大いに傷つける事故に対し、マスコミは事故原因を強く追及すべき筈だが、表面上の現象面での報道に終始していた。

細菌になって一部マスコミで、事件の概要が伝えられるようになったが、この巨大タンカーは原油運搬用ではなく、バルク船、タンカーではなくバルカーで、原油以外の鉱物等を運ぶ船だった。流失した重油は運搬貨物ではなく、このバルカーの燃料だった。

それにしても瀬戸内の多数の船舶が往来し、流れの早い海域を運行するならいざ知らず、広大なインド洋上を航行し、如何なる事情で陸地に接近したのか、又、その事実を船長始め航行責任者は全く感知しなかったのか・・。全くお粗末な運用と言える。

ここへ来て、又新たな事実が判明してきた。20名の二里組員の内、大半がフィリピン人で、一部インドネシアとインド人。その内、この誰かの誕生パーティーが行われていたようだ。それにしても、その時船長はどうしていたのか、その国籍はどこの誰か、等々はまだ明らかになっていない。こんなお粗末な大事故を起こすのは、船長も日本人ではないだろうと推察する。この船には日本人船員は誰も載っていなかったと。そう信じたいがまだ真実は明らかになっていない。当然、商船三井も政府もマスコミも事故の原因を徹底究明し、船長がどこの誰であれ、厳罰に処せられなければならない。日の丸を掲げて、世界の海を航海する以上、外人船員とは言え、その質を吟味し、教育しなければならない。お粗末な外人は日本には必要ない。

 

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