昨日の夜９時から総理会見が行われた。今日から更に２週間、首都圏４都県には緊急事態の自粛を要請するというものだ。精彩のない話しぶり、と言うか、死んだような眼をしていた。眼光は消え、総理としてのオーラも何も感じられない風貌だった。
本人からすれば、押し切られた感はあるのだろう。自身は、関西同様、関東も明日で自粛を終了し、普通の生活に戻すべきと考えていて、記者会見でもそのように話していたが、周りの雑音が煩く、抗しきれなかったのだろう。最大の騒音は小池都知事で、どうせ延長するならと、先手を打って、ハトに豆鉄砲を食らわした思いもあったかも知れない。学術会議問題ではあれ程意固地になっていたが（現在も継続しているが）、このコロナに関しては、全く意気地がない。２週間延長することによって、どれ程多くの事業者、国民が更なる苦痛に喘ぐか、その声は、小池等の自粛自粛の大合唱に打ち消され、総理の耳まで届いていない。マスコミも悪い。自粛の声だけをだらだら流し、解禁の声は全く報道しない。偏向報道と言わざるを得ない。
野党は又今度生活困窮者への追加給付金１０万円を新年度予算に要求している。合計２５００万人に対する予算、２．５兆円。中身を見ると、生活保護者が２００万人、住民税非課税世帯が２３００万人。国民の約２割が困窮者だ。日本はいつからこんな貧しい国になってしまったのか・・。政治の貧困。今まで政府は何をやってきたのか。借金だけを雪だるま式に膨らませ、国民一人一人が豊かになるような政策を行ってこなかった結果が、今日の体たらくだ。２３００万人の中には離婚した一人親世帯も相当数あるだろう。離婚したのなら、法律の規定通り、元夫からの生活費をきっちり支払わせるべきだ。生活保護者２００万人。元々収入がないので保護費で生活しているのだから、今回のコロナ禍と言っても、急激に生活苦に陥るということはないだろう。
皆が寄ってたかって、金かね金と、国から金をむしり取っている。その内国はパンクする。
コロナに対する対処法。ゴンタさんと当方と、一見意見が食い違うように見えてはいるが、中身は同じだ。参考に下記に転記する。
「出来るだけ多くの無症状患者を炙りだし感染を抑えて行くのは当たり前ですが最悪行事のGotoキャンペーンを同時に進行させる何てナンセンスです！先ずは三密を避け外出自粛を奨励して無症状感染者を徹底的に見つけ出し感染者数を二桁までに抑える事が最優先の政策です！！Ｇｏｔｏは其の後です！」
「ゴンタさん、それはちょっと違いますね。無症状感染者の炙り出し、それは１年も前から東大最先端研の児玉先生が主張されているように、エピセンターの徹底的洗い出し、これを１年も前からやっていれば、今日のような醜態を見せないで済んだはずです。無症状感染者の洗い出しと、Goto,自粛解除とは全く異次元の話で、政府のやり方が間違っていたから、いつまで経っても、問題解決ができない状況にあります。Gotoは全く問題なく、行われるべきであるし、自粛など、とんでもない頓珍漢な話です。今日も又あの黒岩知事がバカげたことを言っていた。マスク会食！ 気違いとしか言いようがない。」
「ちゃおさんもコロナ感染拡大に関して全く理解していない！エピセンターを見つけ徹底的に抑え込む事は勿論大事ですが感染経路が今では半分も分からない事実が有ります！無症状感染者がばら蒔くコロナを最優先で食い止める事が一番大事でＧｏｔｏ等の最愚策は此れからも試行しては絶対に駄目なのです！ちゃおさんも言っていますね「感染は人と人との接触が多く為るほど拡大する」と・・。先ずはＰＣＲ検査を拡大実施し無感染症状者を見つけ出す事です！良く考えれば難しくない問題です・・一年も経ったのに何も改善されない事実は菅を筆頭に此の内閣が無能者ばかりを寄せ集めた阿呆集団にすぎないからです！」
「ゴンタさん、その通りなんですよ。このコロナは人を介してしか移らない。犬や猫のような動物を介しての感染はない訳です。ですから、感染をゼロにする為の究極の手段は、強力なロックダウンをして、全ての人の交流を絶つことです。ですが、人間生活の中では、それは殆ど無理でしょう。だから、市中に無自覚に歩き回る保菌者を１日も早く洗い出し、あぶり出す必要があった訳です。児玉教授は、その手始めとしてはエピセンターを徹底的に洗い出すべき、との主張で、その洗い出しはエピセンターに留まらず、広く範囲を広げることでした。ただ、今の政府はそうした施策を全く行っていません。唯一、地方で広島とか北九州がそれをやっていて、今は顕著な効果を上げています。世田谷も一時はそれをやると言っておきながら、途中で放棄しています。それは何故かは自分には分かりません。大阪近県で、京都、神戸、奈良は軒並み大坂の影響を受けていますが、唯一、和歌山は初期の段階で有田病院が集団感染になり、時の知事がこの全員検査の方式を取り、今では唯一和歌山だけが、感染増を抑えています。全く素晴らしい成果です。
ゴンタさん、思ってみてください。去年の暮、武漢に再度数人の感染者が出た時、中国政府は、武漢の全市民１２００万人に対し、３日間、１１週間弱で、全員検査を行い、１か月もかからず、コロナを駆逐し、年末のアリーナにおける数千人規模の大パーティーはテレビで見た通りです。今は１２億の国で、一応の公表は感染者ゼロ、先進国で、唯一経済成長している国です。昨日の全人代会議でも、マスクをしている人など誰もいません。
共産国家と日本のような自由国家とは一概に比較はできませんが、日本でもやろうとすればできないことではないのに、政府も地方も、それをやろうとしないことです。簡易検査なら、東京でも１週間でできる筈です。首都４都県が同時に検査をすれば、漏れもなくなるでしょう。政治とか、政策は、そうした漸進的なやり方にある筈ですが、どこもかしこも自粛自粛のオンパレードで、それは幼稚な発想です。政府に知恵がないということです。」
