ちゃおチャオブログ

日々の連続

12年ぶりの石垣島(18)西表島上原港から白浜港へ。

西表島には大きな港が2カ所あり、ここはもう一つの上原港。

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今日はこの港から石垣に向かうフェリーは出ていない、とのこと。多分コロナ禍で、ずっと運休状態なのだろう。

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船の出入りのない港は静かなものだ。

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東山さんと言ったか、女性ドライバーの好意で南端の白浜港まで乗せて行ってもらうことにした。

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島の中央部の山塊が間近に迫ってきている。

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西表島石垣島よりは大きな島であるが、人口は僅かに2000人強。その中で、フェリーが到着した大原と、女性ドライバーにより運んでもらったここ上原が2大集落で、この二つの集落が島の人口の7割、8割を占めている。他は、そこかしこの入江付近に、ポツンポツンと家並みが重なっているだけだ。元々過疎の島で、島には高校もなく、中学を卒業すると、石垣か沖縄本島、或いは他の町に行って高校に入り、大学に進学し、そのまま島には戻ってこない例も多いようだ。上原港まで来る途中、大原の集落を出かかった所に夏川りみの母親の実家があると教えられたが、SUVはサッと通り過ぎて行ったので、家自体は見ることは出来なかった。この島では医療も十分ではなく、どこへ出るにもフェリーを利用しなければならず、現代の生活様式からすると、住みずらい不便な土地なのだ。

そんな中でボチボチとは言え、本州から島に移り住んで、生活をエンジョイしている人もいるようだ。この女性ドライバー、後で名前を聞いたら、神奈川の湘南出身で、名前は何か日本画家の東山か誰かに似た名前だったが、サーフィンが好きで、一度この島に来てサーフィンをしたら、島が病みつきになって、3年前に意を決して移り住んだとの話だった。見た感じはまだ40代前半に見えたが、本人曰く、子育ても終わり、これから先は自分の好きなように生きたい、と話していた。

車中でこんな話が出来たのは、本来の大原港からの送迎サービスは、ここ上原港で終わりになるのだが、同乗の二人連れは予約してあったアドベンチャーツアーで、別のガイドの案内で森の方に行ってしまい、自分一人だけが取り残されたのだが、彼女はこれから住まいのある島の南端に向かうので、良かったら途中の白浜港まで乗せて行っても良い、との好意に甘え、同乗させてもらった次第だ。道々、この島の魅力、住みやすさ、毎日何回もサーフィンができ、サーフィンに明け暮れる毎日に満足していること、コロナが無ければ、本土からお客にサーフィン教室で教えてやれる事、等々身近な毎日の話を聞き、ほぼ10分ほど走らせた先に又少しパラパラ人家が見える場所にやってくると、茂みの中に欧米風の豪奢な建物が見え、それは後で星野リゾートの建物と分かったのだが、そのホテルの横の細道を浜辺まで走り、海を案内してくれた。そこは星砂の浜という場所で、サーフィンの好適地で、今も一人の男性がサーフィンに興じていたが、彼女もこの浜で殆ど毎日サーフィンをしているとのことだった。

 

ああ、汽水湖のような湖が見える。海が入り込んでいるようだ。

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ああ、この汽水湖をカヌーで楽しんでいる人もいる。

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前方にもう一つの島が見える。鳩間島か。

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更に島の南端部に向かって進む。

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