ちゃおチャオブログ

日々の連続

石垣再訪(3)ピーチ機離陸。

機は滑走路に向かう。右手には見慣れたFuelTankが並んでいる。

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機が一回転し、空港ビルが見えてきた。

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この広大な土地は以前は天皇家の御用牧場だったのだ。

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機は真っすぐ房総上空を飛び、東京湾に向かう。

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ああ、朝バスで通過した江戸川か荒川が見えてきた。

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タラップを上り、座席に着いて暫くすると早くも離陸だ。LCCだから、極力空港内での滞留時間を短くし、行って来いのピストン輸送を心掛ける。尤も今朝のビーチ機は一番機だから昨夜から成田に駐機していたのだが・・。いずれにしてもOne Nightのオーバーステイ料金は掛かってくる。コロナ禍でどこの航空会社も苦しいやり繰りをしているのだが、成田空港Authorityは値引きなどしてくれない。先刻もレントゲン?線の荷物検査場を通ったが、沢山の係員が一つの仕事を2‐3人で分け合ってやっていた。尤も彼等は空港公団職員ではなく、公団から委託された外部Security会社の社員なのだが・・。こうした経費は回りまわって旅行者の飛行機代に上乗せされ、回りまわって雇用が維持され、みんなハッピーという仕組みだ。日本はコロナ禍であっても平和な国だ。

 

見慣れた空港の景色。滑走路脇に燃料タンクが並び、その後ろは冨里の小高い丘陵だ。昔ここが天皇家御料牧場だった面影はどことなく残っている。しかし平成天皇も令和天皇も若い頃この牧場に遊びに来た、という記事は記憶にない。多分来たことは無かっただろう。ここは純粋な牧場で、天皇家の乳製品、生の牛乳を搾取したり、そこから又自家製のチーズなどを作っていたのだろ。欧州の貴族が自分の持ち馬をロンシャンやアスコットで競わせ、着飾って観戦に行くのとは違って、日本の天皇家は至って慎ましやかで、自身の競走馬は持たず、春秋年2回行われる天皇賞に多額の賞金と皇室下賜品を賜う位だ。いつの年だったか、昭和天皇が臨席され、天覧試合が行われたこともあったが・・。Royal Boxはあれど、殆ど使用されたという記憶はない。米国大統領がケンタッキーへ行ったという話も余り聞いていないが、日本の天皇は、どちらかと言えば欧州の貴族タイプではなく、米国の大統領タイプかの知れない。

 

2月の時には気が付かなかったが、成田を飛び立ったピーチは洋上に出るのではなく、真っすぐ千葉県内房総上空を通り抜け、今朝バスで通過したばかりの葛飾上空からお台場の上を飛行し、横浜上空へ抜けていく。・・そうか・・。日米航空交渉で、最近米軍管轄エリアが狭められ、民間航空機が東京上空を飛行できるようになり、こんなコースの飛行も可能になったのか・・。前方に箱根の山並みも見えてきた。そのまま真っすぐ行って、芦ノ湖の上空も飛ぶ。全くサービス満点のピーチ機。そうそうパイロットは鎌田さんと自己紹介していた。前回2月の時も確か鎌田さんだった。乗客を喜ばせるに巧みなパイロット。窓際席は500円余分にかかるが、Inaさんには良い席を予約してもらった。前方に箱根の衝立が見えてきた。そろそろ芦ノ湖だ。この上を飛ぶのも久しぶりのことだ。

 

東京臨海部。お台場も見えそうだ。

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もうここは川崎、横浜か。川は六郷、多摩川かも知れない。

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どこだろう・・、横浜川崎臨海部か・・

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ああ、箱根の山並みだ。

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東名高速の白い帯が山肌を縫っている。

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