ちゃおチャオブログ

日々の連続

紀の国訪問記(3)和歌山上空までの空中散歩。

長い海岸線は遠州灘とその横の天竜川か・・。

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ああ、もう渥美半島だ。

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前方は知多半島か・・。

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知多は本当に長靴のような半島だ。

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富士山を真正面に見据え、駿河湾上を飛ぶJAL機は直ぐにも三河湾、伊勢湾上空を飛行する。浜名湖は視認できなかったが、長靴の先っちょを少し持ち上げたような形の半島が見える。伊良湖岬知多半島か・・。長靴の国イタリアを小さくしたような形だ。どこかの外国へ行く途中、この半島の根元にある中部空港、名古屋セントレアに一度立ち寄ったことがあったが、ここからは空港滑走路は見えない。案外こじんまりしたコンパクトな空港で、札幌や沖縄那覇の空港よりも小さな感じだった。・・どこへ行った時だったか、どこかの外国社の乗継便だった・・。

 

機は伊勢湾上空を飛び、再び桑名か伊勢辺りから陸上を飛ぶ。これからは紀伊半島を横断し、大阪湾上空に出るのだ。眼下に山並みが見えてきた。方向的には今日行く高野山の上空を飛んでいる筈で、目を凝らして眼下を探したが、それらしき街並みは発見できなかった。反対側の窓の下になるのかも知れない。去年一昨年は徳島、高知、松山、高松へ4回飛んでいて、いずれもこの高野山上空を飛ぶので、以前は何回かこの山岳宗教都市を見ることはできた。今この町を上空から見ることはできなくても、いずれ今日の昼前にはこの町へ行くのだ。

 

機は高野山上空を過ぎると、直ぐにも右下に紀ノ川が見えて来る。紀州の川、橋のない川。奈良五条からこの川を下って和歌浦に出て、奈良時代からの交通は発展していたに違いない。機上から見ても大河だ。この大河に橋が掛けられなかった事情は自分には分からないが、有吉佐和子の「紀ノ川」は印象的な小説だった。この小説を読み、紀ノ川を見てみたいと思った読者も何人かはいただろう。そうした学生時代に読んだ本を思い出しながら川筋を追っていると、機はパッと海上に出て、そこはもう和歌浦沖だ。これから泉州沖の海上空港関空に向かって着陸態勢に入って行く。

 

知多湾というのか、名古屋湾と言うのか‥。向こう岸は名古屋だ。

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名古屋湾を一跨ぎしてやってきたのは紀ノ川上流だ。

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大坂長野、泉南とを区分けする葛城山系。この山中に楠木正成の赤坂千早城があると思うが・・。

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紀ノ川は自分に取っても思い出深い場所だ。

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