ちゃおチャオブログ

日々の連続

宮古の4日間(3)宮古島、下地空港に到着。

ほんの少し富士の山頂が見えたが、暫くして雲の切れ目に出て、下界が見えだした。

 

この半島の形には見覚えがある。知多半島だ。

 

ずっと右奥に名古屋があるが、雲間に隠れ、良く見えない。

 

暫くしてコーヒーのサービスが始まった。

 

 

羽田空港から宮古島、下地空港までの所要時間はピッタリ3時間半。内、離陸までの滑走時間、着陸後の滑走等を割り引けば、滞空時間は3時間程度だろう。沖縄、那覇空港まで約3時間だから、それよりはほんの少し長くなっただけだ。離陸して20分.厚雲の上にちょこんと頭を出した富士山山頂が見えたが、それから間もなく、雲が切れて眼下の景色が見えだした。見慣れた半島だ。イタリアの長靴とそっくりな半島は知多半島だ。この半島の根元にはセントレア中部国際空港がある。航空路のビーコンに従って進んでいるのだろう。快晴の空と違って、下界ははっきりとは見えないが、この先、雲が晴れて来れば島のコバルトブルーの海も見えるかも知れない。

 

しかしそんな期待も数分後には無くなってしまった。右手遠方に名古屋の市街地が朧気に見えたが、それを最後に機は又厚雲の上。とうとうその雲は宮古島まで晴れることは無く、楽しみにしていたエメラルドグリーンの海を見ることはできなかった。機は段々高度を下げ、厚雲の下に出ると、ぼんやりと島影が現れて来た。平坦な島だ。沖縄本島石垣島にあるような高い山はなく、全体が扁平な島の形になっている。初めて来る島だ。一体どんな島だろう・・。

 

機は高度を下げ着陸態勢に入る。四角く区切られた田畑が眼に飛び込んでくる。温厚そうな田園で、良く耕されている。少なくとも耕作放棄地はなさそうだ。ただ人家は少ない。元々は人口の少ない島だから、内地にあるような集落なども目立たないのだろう。規模の違いはあるが、どことなくドイツフランクフルト空港手前の耕作地に似ていると思った。肥えた土地の良く手入れされた農地。機はみるみる地上に近づき、スムーズにランディングした。

 

名古屋以来ずっと雲の上だったが、宮古に近づき、雲の下に出て、ぼんやりと島影が見えてきた。

 

初めての島、どんな島だろう・・。

 

ああ、海岸線は起伏がない。

 

島の田園が見えてきた。綺麗に耕作されている。間もなく着陸だ。