ちゃおチャオブログ

日々の連続

紀の国訪問記(14)高野山宿坊「清浄心院」にチェックイン。

宿坊「清浄心院」は奥の院入り口のすぐ横手にある。

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車道の奥に山門が見える。

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歴史と由緒のありそうなお寺だ。

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ここは真言宗別格本山となっている。

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高野山宿坊「清浄心院」は奥の院入り口から1-2分の場所にある。殆ど直ぐ隣にあると言っても良い位に近い場所だ。今回の旅行はパソコンネットで往復航空券、各地の宿泊等は全て事前の予約で来たが、この宿坊もネット検索によるものである。コロナ禍で県境移動の自粛が要請されていて、果たして高野山で宿が取れるかどうか不安もあったが、それでもこの町の宿坊、3-4軒がネット案内されていた。数軒しかない宿坊で、お互いが協定しているのか、どこも割高で、一時はこの町に泊まることは諦めて別の町にしようかとも思ったが、明日は自分の誕生日、多少は割高であっても、宿坊に泊って心を浄化しようとの思いもあった。ネットで調べるとここ「清浄心院」が奥の院に最も近く、自分の足次第にもよるが、場合によっては翌日の早朝に再度御廟に参詣することも出来るかとも思った。

 

宿坊に泊るのはこれで2回目だ。最初の宿坊はもう10年以上前になるが、全国100名山を踏破している間、山形羽黒山に行った折、その羽黒神社の麓に国宝の五重塔が建っているが、山に登るついでに、その五重塔のすぐ前にある門前町の幾つかある宿坊の一つに泊った。江戸時代から続くような古い建物で、入った直ぐの部屋が道場のような黒光りした板敷で、その奥には御師と言うか先達というか、その坊の主が毎日祈祷する神棚が飾られていた。名前ははっきりは憶えていないが、確か三光院だったかと思う。

 

奥多摩御岳の御嶽神社の門前にも何軒か宿坊があるが、それ等は御岳講が主催する単なる宿泊施設で、羽黒山三光院と変らないが、ここ高野山の宿坊はどこもお寺が直接経営するものであり、御岳や羽黒の宿坊とは格が違う。ここ「清浄心院」は弘法大師創建によるものであり、真言宗別格本山となっている。山門を入り、玄関横にある木鐸を打つと、奥から雑務僧が出てきて、庫裏の方に案内され、そちらから建物内に入る。古い板敷で、大きな土間風になっていて、嘗ては使用されていた大釜とか竃なども置いてあった。そこから奥の間に案内され、部屋は2間続きの広々とした和室で、既に布団も敷いてある。窓の外は庭だ。良い宿坊で良かった。

 

控えの間の装飾なども素晴らしい。

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部屋は和室で落ち着いている。

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二間続きの部屋で、一人で使うには贅沢だ。

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山の上の町。アジサイがまだ咲いている。

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