木金の二日間で庭木を丸裸にし、大量の枝木が出た。殆ど駐車場一杯、小山のような量だ。昨日までは槙さん相手に話しながらの伐採で、気持ちも軽く、作業も捗ったが、今日は朝から自分一人の作業。ゴミ出しに出せるように枝を短くしなければならない。午前、午後、１日かけても終わらない。明日も継続だ。
一人で作業をしていると、いろいろと淋しさが募ってくる。３７年前この家を買った時、柿は息子、梅は娘の為に植えたが、数年して梅の実がなり、それから暫く遅れて柿の実も成るようになった。柿を取り、皆で食べ、梅は梅干し、梅酒にした。今はもう家族はバラバラで、この家には自分一人しか住んでいない。梅も柿ももう必要ない。家族の団欒などもうないのだ。家族に囲まれての老後などもうないのだ。
お金を無くし、唯一残ったこの家も年々目減りし、いつまでキープできるかも分からない。断捨離。思い出の木も無くなれば、この家の売却もし易くなる。年金が継続する限り、野垂れ死にはない。綺麗さっぱり家を処分し、自由な生き方をしようか・・。アル中にだけは気を付けよう。唯一の友達がアルコールでは、本当に情けない人生を生きたことになる。
