ちゃおチャオブログ

日々の連続

紀の国訪問記(91)和歌山城を下城し、次に紀三井寺に向かう。

何時までもゆっくりはできない、下城することにしよう。

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土産物兼休憩所でカキ氷を食べ折り、お城を下りることにした。

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この城は連城式と言われ、二つの天守が連なっている。

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機会があればもう一度来てみたい城だ。

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和歌山城は戦後に再築されたお城とは言え、江戸時代の堂々たる天守の見栄えを残していて、矢張り見事な日本の城郭美だった。自分が高校生の頃、最初に見たのは沼津の香貫山山上にある沼津城、それから小田原城だったが、沼津城は本当に小さな天守閣で、確か、中にも入れなかった。本格的なお城は小田原城で、見栄えは立派だったが、中がコンクリ造りで興ざめだった。次に見たのは国宝松本城で、これは内部もしっかり江戸時代の木造を残していて、その分厚い階段を上り下りするのに一苦労した。その他各地の国宝のお城は全て見て回った。ここ和歌山城ももしも国宝だったら、もっと早い時期に訪問していたかも知れない。

 

天守閣の前の広場では、忍者に扮したボランティアが観光客相手に摸造の剣劇をしている。コロナで観客が少なく、場が盛り上がらないのが、少し寂しいが・・。カキ氷も食べ終えたので、そろそろ下城することにした。次の紀三井寺までの行き方も分からないし、どれ位の時間が掛かるかも分からない。レンタなら一気に行ける所が、バスだと路線も分からないし、運行頻度も不明だ。城郭は爆撃で焼け落ちても、石段は江戸時代そのままの状態だ。300年の風雪が石の表面を削って多少は滑らかになっているかも知れない。一歩一歩、大股に足を開き、石の表面で滑って転ばないよう、下城する。

 

お城を下り降りた場所がメインの入城門のようで、駐車場とか観光バスのたまり場もある。ここを左に曲がると、大堀に掛かる橋、「御橋廊下」があり、ここからの天守閣の眺めは又抜群とのことだが、時間も無く、足も疲れ、今はオミットする。お城の外の広い道路の反対側は市の行政地域だ。県庁や市役所、県警本部などが集まっている。昔の大手町だろう。今この市で何という町名が付けられているのかは知らないが・・。道路のコーナーを回った所にバス停があり、何本もの路線が交差している。いろいろルートを辿って行くと、海南市の埋め立てにある和歌山マリーナシティに行くバスが、途中の紀三井寺の前を通る。幸いに10分程待っていたら次のバスがやって来て、運転手に行先を告げて、乗車した。

 

どの角度から見ても、見ごたえのある城だ。

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江戸時代からある石段を下り降りる。

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ここからのこの情景は多分江戸時代と変わらないだろう・・。

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お城を出た道路の反対側には芸術館とか市の行政機関が集まっていた。

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