ちゃおチャオブログ

日々の連続

4.3(日・小雨)裏の髙野さん。

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朝から小雨。気象情報では2月の寒さが戻ってきたという。今まで暖かい日もあったが、今日は又急に冬帰り。1日テレビ漬け。

裏の髙野さんから窓越しに大きな声で呼ぶ声がする。何事か窓を開けて話を聞くと、近々自宅を売却して施設に入るという。まだ元気に思えたが、もう94になるという。足腰が弱くなって、一人で生活するのも大変。住友とも既に自宅売却の話を済ませ、来月か、再来月には取り壊しが始まるという。元々は農地で、150坪はありそうな大きな自宅。幾らで売れたのか聞いたら、1億は行かなかったとのこと。坪50万で7500万、60万で9000万円。そんな処か・・。今度、ここに2軒の家が建つ予定との事。

更にその髙野さんの道を隔てた向かいの宮川さん、いつも自宅前の道路を散歩していて、最近見かけないと思ったら、先月亡くなった、とのこと。92歳。自宅の椅子の上で座ったまま亡くなって、既に2日経っていたとのこと。孤独死だ。だが、2日目に発見されてラッキーだったかも知れない。

この小さな一角だが、どんどん世帯変わりしている。隣の鈴木さんは去年亡くなり、自宅はそのままだが無人状態だ。毎週のように息子夫婦か様子を見に来るが、数時間いて帰って行く。転居するする予定もないようだ。裏の髙野さんも息子夫婦がいて、孫も曾孫もいるが戻ってくる話も無く、売却処分したとのこと。

鈴木さんの前の津嘉山さんは主人が5年ほど前に亡くなり、奥さんも暫く一人住まいをしていたが、3年前に自宅を売却し、転居した。今は新築の家に別の世帯が入っている。右隣の池田さんは、義理の娘夫婦が入居し、もう別世帯になっている。その隣の飯島さんは一人息子でもう50を過ぎている。結婚する様子はない。飯島さん夫婦も高齢で、それ程長くはないだろう。夫婦が死んで、一人残された息子が、この大きな家に住み続けるかどうかは分からない。多分処分して4どこかへ行くだろう。

ここへ住み始めて約40年、周りの人はどんどん消えて行き、新たな世帯が入り込み、コミュニティが元々少なかった一角、いよいよ更に少なくなった。時々回ってい来る回覧板だけだ。自分も今年で76.後4年、80まで生きていたら、この家に住んでいよう。運よく80まで生きられたら、すっぱりとどこかへ転居するか、施設に入ろう。

 

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