ちゃおチャオブログ

日々の連続

4.13(水・晴れ)ひろさちやさん、宮崎学氏、死去。渋谷バス停高齢女性暴行殺人犯の自殺。

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先週、主教学者のひろさちやさんが亡くなった。85歳、肝臓がんとのことだ。自分よりも丁度10歳上。10年前に亡くなった兄と同じ歳だ。ユニークな宗教学者で、NHKにも出ていたりして、難しい宗教教義を一般人にも分かりやすいように説明、解説していた。もう何年も前の秋のお彼岸、彼が高幡不動に講演にやってくると言うので、不動尊まで行って参集殿で話を聞いた。約200-300人程の聴衆が来ていたか・・。暫くして、テレビにも雑誌にも出てこなくなり、数年前、久しぶりでテレビに出てきたが、元々細面の彼が、更に痩せた感じで、お爺さんになったなあ、という感じだった。その時既に肝臓がんを患っていたのかどうかは知らないが、逝ってしまった。大学とか宗門に属せず、唯我独尊の立場で宗教を論じてきたが、良い人が又逝ってしまった。

 

同じ先週、一応は作家と言われる宮崎学氏が死んだ。自分より一つ上の76歳。以前、グリコ森永事件でキツネ目の男ではないかと噂され、マスコミにも持ち上げられた。その後は、鳴かず飛ばずだったようだが、先週久しぶりに死亡記事で取り上げられた。群馬県の高齢者施設で、「老衰」で死んだとのことである。76歳での老衰・・・。ハチャメチャな人生を生きてきたのだろう。

 

先週は又、2年前の渋谷バス停で仮眠していた高齢者女性をビニール袋に入れたビール瓶で殴って殺し、来週公判予定だった40代の男が自宅近くの4階建てのビルから飛び降り自殺した。近くの酒屋の息子で、何不自由なく生きてきたが、真夜中、バス停のベンチで仮眠している浮浪者のような高齢女性に加害意識が沸き上がったのだろう。弱い者いじめが40代になっても頭をもたげ、その挙句の殺人者になったものだが、つまらない人生を生きてきた。死亡した広島出身の女性も確か62-3歳だったが、所持していた現金は僅かに数十円だったとのこと。真冬の真夜中、ベンチで寝るとは・・。社会のひずみ。行政も周囲も身内も誰も助けようとしなかった。本人が助けを求めなかったのかも知れないが、こうした形で殺されるのも、予想していたかも知れない。少なくとも、生存への強い欲はなかったように思える。60まで生き、充分だとの思いの方が強かったのだろう。人生様々、様々の人生に様々な生き方がある。

 

 

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