ちゃおチャオブログ

日々の連続

8.31(水・薄晴れ)明日から京都3泊。二人の偉人の死、稲盛さんとコルバチョフ。総理記者会見。

 

台風11号の影響で最近の天気は冴えない。昨日は小雨で今日は薄晴れ。大東島が襲撃され、被害が懸念される。明日から京都を旅行するが、天候が懸念されるが、今度の台風は進路がいつもと異なっていて、東方向から西方向に流れ、大東島からは北上しないで、沖縄方向に向かうようだ。関西地方を避けてくれれば有難い。明日は昼の便で午後関空着。その足で大阪天満に出て、稲さんと夕飲み。大阪も久しぶりだ。確か以前は天満橋の近くのホテルに泊まり、大阪城内を散歩した。

 

京都には3泊し、日曜日に帰宅。6月に西国三十三霊場を巡礼する予定で、航空券、ホテル等を予約したが、足の具合が思わしくなくキャンセル。未だ尚足は十分とは言えないが、4月に壱岐対馬に行ってから既に4か月。気持ちが動く。今回は京都市内の複数の観音霊場を巡拝する予定だが、それ等は大体以前回った所。しかし今回は観光ではなく巡礼だ。気持ちも向き方も以前とは違う。・・どんな巡礼になるか・・。

 

昨日二人の偉人が相次いで亡くなった。京セラの稲森さん。90才。鹿児島出身で、数年前奄美を旅行した折、名瀬のフェリー乗り場に立ち寄ったが、待合フロアーに名瀬高校の学生数十人が乗船待ちをしていた。彼女等にどこへ行くのかと聞いた処、殆ど皆一斉に稲盛さんの講演会を聞きに鹿児島へ行く、と目を輝かせて答えていた。夜のフェリーで鹿児島へ行き、昼間稲盛さんの講演を聞き、明日中に帰るという。郷土の英雄と言うか、彼等彼女等の人生の指針、大いなる目標になっているかに思えた。素晴らしい人だと思った。

 

京セラを世界一流の会社に育て、移動通信、AUを作り上げ、瀕死に窮したJALを救済し、見事に立ち直らせた。JAL倒産では自分も大きな被害を被ったが、JAL再上場を見て、又株主になった。毎年送られる世界の景勝地のカレンダーが素晴らしい。欲を出して買い増したが、稲盛さん去って後の株価は冴えず、今回のコロナ禍で再び大きく下げ、又元のような大きな含み損を抱えている。欲の皮のツッパリは良くない。稲盛さんの人生哲学を見習うべきだが、自分には出来そうもない。

 

昨日は又ロシアのミハイル・コルバチョフが亡くなった。91才。共産党1党独裁でガタガタになったソ連邦を救った大統領。東西融和策で、日本にもやってきて、長崎、広島にも訪問した。その平和外交でノーベル平和賞も受賞したが、極右のプーチンが大統領になって以降、ロシア国内の右傾化が激しく、不人気になった。モスクワ市内の病院で亡くなったが、プーチンも国民もその死を悼まない。しかし本人が一番がっかりしていることは、そういう事ではなく、右傾化したプーチンロシアが飛んでもない戦争をウクライナに仕掛け、多くの市民、将兵が死亡していることだろう。レーガンと共に、核廃絶を目指した彼に取っては、今のプーチンの核を弄ぶ姿勢に大きな危惧を感じ、戦争の帰趨はどうあれ、この先のロシアが再び混乱と凋落の国になって行くことを、ベッドに伏しても尚憂いていたに違いない。

二人の死亡。民主平和の世界は大きな宝、支柱を失った。ご冥福を祈る。

 

11時からの岸田総理記者会見。コロナ感染の十四日目の隔離期間が終了し、今日初めて公の場に顔を出した冒頭5分のスピーチの中、最初にカルト統一教会問題を話し、この問題に対する自身の取り組みが浅く、次々問題が発覚し、国民に大きな困惑を与えた点を謝罪した。凡そ15分のスピーチの内、約4割をこの問題に費やし、残り3割づつを国葬とコロナに費やした。総理としても、矢張り頭の痛い問題はこのカルトだろう。テレビに向かって、この教団とは一切係わりを持たないと、強い決別宣言をした。

 

岸田さん、安倍派残党による揺り戻しに泳いではいけませんよ。国民に対し、キッパリと決別宣言したのだから、今後泳いだら、国民からは更に強い反発を受けますよ。総理なんだから、政治家の利益ではなく、国民の利益を一番に考えて、判断して下さいよ。