ちゃおチャオブログ

日々の連続

2.4(土・晴れ)立春の野川のセツブンソウ。24歳、不運な女性。

 

 

立春の今日は天気も良く、暖かい。午前中確定申告の書類整理をし、午後野川へ。午後の早い時間なのか、人出も多い。今日も矢張りまだマスク派が多数だ。公園では必要ないと、政府が折に触れてPRしていても、一度習慣化された日本人には中々マスクフリーとは行かないようだ。5月の連休まで待たなければならないか・・。

野川のセツブンソウ、1週間前には花芽も見えなかったが、今日は沢山咲いている。セツブンソウ目当てに何人かの花見客も訪れている。花が小さいので、倍率の大きな拡大鏡まで持ってきている。本当に花は正直だ。昨日が節分で、それに合わせたように花開く。

近くでは犬ふぐりも真っ青な花を咲かせ、野川には白鷺が舞ってきている。その隣ではカラスが鷺を追いかけて、目こぼしの餌を狙っている。平和な立春の公園だ。

 

昨日、府中の繁華街のホテルの一室で、24歳の若い女性が死体で発見された。夜男性と一緒にチェックインし、連れの男性は先に帰り、深夜のチェックアウト時になっても女性が出てこず、警察に通報し、警察官が部屋に入った処、中で女性が殺されていた。連れの男は市内を歩いている処を警察に殺人の容疑で逮捕された。女生とは30も年の離れた54歳の男だった。

新聞テレビではこれだけしか報道されていないが、状況から想像するに、ホテルは連れ込みで、女性は多分売春婦で、室内で何等かの行き違いが生じて、殺害された。24歳で小さな子供がいるかどうかも分からない。想像できるのは生活難で、明日の飲食を得る為に自分の身体を売っていた。もしも小さな子供がいるとすれば、不幸の極みだ。

子供がいないとしても、僅か24歳で命を絶たれた女性の運命は不運だ。社会が救済すべきだが、半世紀前の日本だったらそうした家族兄弟皆で助け合う風潮もあったが、今の日本にはそれが失われてしまった。2年前、渋谷のバス停のベンチで寝ていた60代の女性が近くの酒屋の息子に殴りころされたが、ポケットには数百円しか入っていなかった。郷里の広島には兄弟もいたが、助けを求めなかった。無縁社会は隣近所だけでなく、身内の中にも入り込んできている。お金が絶対価値で、お金がない人は、無縁社会に放り込まれる。何とかしなければ、この日本。誰か、ヒーロー、政治家は出てこないか・・