ちゃおチャオブログ

日々の連続

4.5(水・晴れ)楽天の杜撰経営。藤井、新名人、7冠王へ。

 

 

楽天の取締役経理部長が、楽天通信の架空鵜取引で300億円の詐欺を働き、逮捕された。この男は3年程前に三木谷にスカウトされ、役員で入社した。まだ40代の彼が外から引っ張って来た部下の二人と組んで、莫大な詐欺を働いた。楽天通信はヤフーに續いて4番目の新規参入で、当初から苦戦続きで、既に1兆円程の赤字を作っている。先の株主総会では三木谷がやり玉に上げられ、株主からは撤退したらどうか、との強い提案もあった。

杜撰だ。1兆円もの赤字を造り、身内のNo.3が詐欺を働き、これ程膨大な被害になるまで、全く分からなかった。自分が作った会社かも知れないが、社長退陣に値する。経営者としては失格で、自ら辞任すべきだ。株価も低迷し、600円台をウロチョロ。ドコモやAUとは大きく水を開けられている。楽天は何も通信に乗り出さなくても、ネット通販、保険やトラベル、金融なども十分やって行けた筈だが、余計な所に色気を出して、大穴を開けてしまった。

欧米と違って、日本経営者は失敗の責任を取らない。今回、クレディスイスが倒産の憂き目に遭ったが、その遠因は3年前に大穴を開けたプライベートオフィス、アルケデスへの数千億円もの投資失敗で、その時、クレディスイスの経営陣は総退陣した。当時、野村もクレディスイスに次ぐ大きな損失を被ったは、野村の経営者は誰も責任は取っていない。米国現地法人の社長の首を挿げ替えただけだ。野村の株価も楽天同様に、未だに500円近辺をウロチョロしている。天下の野村がこんな株価で失格だ。

日銀黒田が今週で日銀を去って行くが、責任を取らない体質の見本みたいな男だった。

 

今日から文京区の椿山荘で、名人戦が始まった。名人戦は最古の棋戦だが、現在6冠の藤井が渡辺名人に挑戦する。対渡辺との棋戦は、渡辺が持っていた4つのタイトルを藤井がことごとく奪って、渡辺に残されたのは、この名人戦のみとなった。

申し訳ないが、蛇に睨まれたカエル。渡辺には手も足も出ない。7番勝負だから、藤井も4番勝たなければタイトルホールダーにはなれない。最終的に名人位に就くのは、今年の秋以降になる。藤井は、AIを越えた人間だ。