ちゃおチャオブログ

日々の連続

5.11(晴/曇/雷雨)地震列島、日本。

 

 

昨日の新聞、テレビでは複数の凶悪犯罪、強盗、殺人事件のオンパレードで、正に犯罪列島の趣だったが、一夜明けた今日は、地震報道のオンパレード。今朝未明の4時過ぎ、突然の地震。FXの関係で、その少し前に起きていたが直ぐにテレビをつけると、千葉沖の地震。木更津、君津で震度5強との通報。昨日までは能登半島群発地震で、日中関東地方は必要もないのに、緊急地震通報がテレビに流れ、番組が暫く中断されたが、それは能登半島地方の珠洲周辺の地震で、気象庁は何故関係もない関東地方まで巻き込んで、アラートを流すのかと、不信に思っていたが、今日は膝元の千葉だ。

能登とは別に、数日前から鹿児島沖のトカラ列島地震が群発していて、石川県と鹿児島県では距離も離れているし、連動はしていないと思うが、不気味な符号だ。そこへ来て今朝の房総。それぞれは関連性はないと思うが、日本列島、軌を一にしてあちこちで鳴動している。科学の発達していない昔の人だったら政治が悪いから、天が警告を与えているのだ、などと言う人も出て来るかも知れない、あちこちでの地震騒動だ。

 

心配なのは、東京直下型の地震と、太平洋プレートがずれて起きる、巨大地震。もう何年も前から地震学者は、「今直ぐ起きても不思議はない」、と警鐘を鳴らし続けているが、地震のスパンから言って、割り出し、予測しているのだろう。いずれにしても、そのどちらか、或いは、同時に来る危険性は日増しに高まっている。政府はのほほんとはしていられないのだが、別件の国防、別件の少子化に忙しく、いつ来るか分からない地震にはとても手が回らない。個人が各個人の才覚で自身と家族を守らなければならないのだが、もしもこの巨大地震が日本を襲ってきたら甚大な被害になり、今の体たらく状態の日本への最後の鉄槌になるだろう。日本は経済的にも国力も一旦は崩壊し、戦後あったように、廃墟の中からフェニックスの如く、立ち上がらなければならない。

沈没船に巣くうネズミが、出向前にどんどん下船して行くように、元気な日本人は、この国が沈没するまえに、この地震列島に見切りを付けて、逃げ出して行くようになるかも知れない。

 

政府がすべきことは、東京、大阪のような一極集中の巨大都市を分解し、地方への分散を図り、海べりの住宅は全て高台に移動させる、巨大コンビナートなどは海岸際から内陸部に移す、などの防災対策をすべきなのだが、票に結びつかないこうした政策など唱える政治家は誰もいない。唇が淋しくなるだけだ。