ちゃおチャオブログ

日々の連続

5.27(土・快晴)円安更新、物価高。

 

 

昨日の円相場、大きく跳ね上がり140円を超える。米国中央銀行FRBの更なる利上げ観測と、日銀植田の動かざること山の如しの両対局にあって、世界の通貨で、円だけが一方的に値を下げている。一時は円とスイスフランが似たような動きをしていたが、スイスフランは早くも離脱してユーロと足並みを揃え、円だけ一人蚊帳の外。安値更新を続けているが、アナリスト予想では150円まで行かないと、この円安は止まらないだろうと。世界に於ける円の実力が見くびられたものだ。輸入にしても、援助にしても、武器購入にしても、以前だったら1億円で買えたものが、1.5億円も出さないと買えなくなる。国富がどんどん流出していく。

先日、ロンドン在住の国際経済人で作家の黒木亮がヘルシンキ経由で帰国してきたが、その時のインタビューに答え、飛行機の7ー8割が外人観光客で、日本人は僅か。日本の輸出が落ちて、経済地盤が低下し、観光に寄るようになって、国全体がスペインやポルトガルと同じような、物価の安い国になってきて、観光で稼ぐことしかできない国に段々なってきた。淋しい、と唇を歪めていたが、観光で稼ぐのも良いが、日本は本来の技術立国を活かし、世界に冠たる国であってもらいたい、と期待を述べていたが、自分もそう思う。

 

30年賃金も上がらず、デフレ状態の日本へやって来る外人に取っては、日本は何から何まで安く見えるだろう。アメリカ人がメキシコに観光に行くようなものだ。その黒木氏、ロンドンでは1か月の電気代が10万円、15万円と急激なインフレの襲われているが、そうした国からやって来る外人に取っては、日本の物価は天国のように見えるだろ。

ただ元から日本に住んでいる日本人住民に取っては、ロンドン程は激しくなくても、インフレは進んでる。円安の結果、輸入原油に莫大な外資を支払い、油の価格高騰が、あらゆる物価を押しあげる。今日久しぶりに魚力に行き、カツオを買ったが、去年までは一柵500円台、600円止まりだったのが、今日は800円。1年で200円も上がった。カツオが不漁という話は聞いていなので、燃料費高騰によるものだろう。こうして日本人から4じわじわ余分に奪ったお金はそっくりアラブの王様の懐に献上される。それもこれも悪魔のプーチンが巻き起こした、世界経済破滅への一里塚だ。プーチン、1日も早く地球から去ってくれ!