ちゃおチャオブログ

日々の連続

宮古の4日間(29)稲さんを空港に送り、下地島観光。息を飲む浜辺と海の美しさ。

伊良部島「海の駅」から正面に見える伊良部大橋。

 

稲さんを下地空港に送り、この島の海を見る。

 

無人島にやってきたみたいな綺麗な海だ。

 

上手に開発したら、石垣島の川平湾のような綺麗な観光地になるだろう。

 

 

伊良部大橋の突き当りにある道の駅、ここでは橋の駅ではなく、「海の駅」と呼ばれてるが、そこで最後の昼食を食べ、そろそろ稲さんを空港まで送る時間になってきた。宮古島には、以前からある宮古島空港と、10年程前に民間に開放された下地空港の2カ所があり、稲さんの向かう空港はその下地島にある空港だ。下地島伊良部島にくっ付いた盲腸のような島で、二つの島は僅かに10m程の運河のような水路で区切られていて、1本の橋で結ばれている。サッと通り過ぎてしまうので、ここが水路だと意識して見ていないと、伊良部島の小川程度にしか見えず、別の島とは分からない。

 

こんな狭い水路など埋め立ても簡単にできると思うのだが、敢えて埋め立てもせずに2つの島として残しておくのは、二つの島民の思いもあるのだろう。と言っても、下地島には殆ど空港があるだけで、人家は少なく、住民も100人もいないだろう。元々この空港はパイロットの訓練場として作られたものだが、大型機も離着陸できる2000m級の滑走路を備えていて、海外からの観光客増大を見越して、民間に開放されたのだ。コロナ禍で閑散としている空港だが、コロナ以前には台湾や韓国、香港からの直行便も運航されていた。

 

四日前にやって来た下地空港。空港建物前で稲さんを下ろし、次の旅行を約束し、見送る。我々4人は夕方までにはまだ3-4時間はある。取り敢えずは空港のあるこの島を回ってみよう。水路の手前を海の方に向かうと、浜辺に出た。人は殆どいないが、どこか南国の無人島にやってきたような感じの砂浜だ。真っ白の砂浜とブルーの海。サイパン島の観光客には知られていない秘密の浜辺のようだ。漁船は見えないが大きな堤防がこの浜辺を守るように作られている。コロナなかりせば、良い海水浴場になるに違いない。脚力もあって元気な3人は、堤防上をずっと先端の方まで歩いて行っている。あの先の先端まで行ったら、より素晴らしい海が見えるかも知れないが、今の自分の足では無理だ。しかし、その先まで行かなくても、ここからでも十分綺麗な海を見ることはできる。息を飲む海と砂浜の美しさだ。

 

浜辺の手前に1軒土産ショップがある。夏場にはサーフボードを貸したり、着替えたり、シャワーも利用できるようになっているが、今は客はいなくて、店番のおばさんが暇そうにしている。我々が店の中に入って行くと、ヤシガニを見せてくれるという。店の奥の薄暗い場所にヤシガニの飼育コーナーがあって、砂に埋もれるようにして黒いヤシガニが生育されていた。何の目的で飼っているのか聞かなかったが、自分が本島に住んでいた40年ほど前、このヤシガニを一度だけ食べたことがあった。茹でると真っ赤になって、それはカニと同じように美味だった。ヤシガニを見た後、おばさんがこの島の特産、シモン茶をしきりに勧める。この島でしか栽培されていないシモン芋の葉と茎から作ったお茶とのことだ。高血圧に効いて栄養価も高いとのこと。1杯試飲するとさっぱりした味わいで、悪くはない。1袋1000円と少し高目だが、ヤシガニを見せてもらったお礼ではないが、1袋お土産に買って店を出た。

 

浜辺も真っ白な砂浜だ。

 

ここは素晴らしいビーチだ。タイの離島や、サイパンの浜辺のようだ。

 

我々4人の、全くの貸し切り浜辺だ。

 

ネギさん、大さんは堤防の先端まで行っている。