ちゃおチャオブログ

日々の連続

宮古の4日間(30)伊良部島牧山展望台へ。

下地島の綺麗なビーチを見納めに、伊良部島に向かう。

 

この海を見ることはもう多分ないだろう・・。

 

飛行機の出発までにまだ時間があったので、伊良部島の一番高い場所、牧山展望台に向かった。

 

案内図には高さの表示は出ていないが、ここが宮古列島では一番高い場所だろう。

 

 

下地島のピュアな海と浜辺を堪能したが、それでも飛行機の時間までにはまだ十分な時間がある。考えてみたら今まで下地島からは途中を素通りして宮古本島にやってきて、途中の伊良部島自体は見ていなかった。先刻長大大橋の袂の道の駅で昼食を食べた位だ。それではと、時間がある限り伊良部観光をしてみようと。

 

昨日も一昨日も宮古島を車で回ったが、島には高い山は見えなかった。自衛隊宮古駐屯地が一段高い丘状の高台の上にあったが、あそこが島で一番高いか、或いは池間島からの帰りに前方に見えた丘陵状の山並の方が高いのか、いずれにしても200mの高さも無いだろう。ここ伊良部島宮古島の半分以下の面積しかないが、見た処は宮古よりも高い山がありそうだ。案内を見ると、そこは牧山展望台と出ている。

 

下地島からは再び川幅10m程の区切りの水路を渡り、伊良部島に入って、先刻の海の駅を前を通り、先に進む。少しばかりなだらかな登り坂になっているので、それなりの高度はあるのだろう。島の共同墓地のような、お墓が立ち並んでいる場所を通り過ぎ、更に進むと、登り坂がもう一段傾斜度を付けて、やや高みに上がって行く。その登り切った場所に少しばかり小広い駐車場があり、そこが牧山展望台への駐車場になっていた。

 

ここから展望台までは約300m程の坂道を登って行かなければならない。駐車場に止まっている車もⅠ-2台あるかないか、この坂道を歩いている観光客も皆無だ。この展望台からの眺望がすばらしい、と案内ガイドには出ているが、コロナ禍でやって来る観光客もいないのだろう。萎えた足を騙し騙し、何回か立ち休みをして坂の上の展望台に向かった。この遊歩道の左右は南国の原生林で、緑濃い樹木が鬱蒼と茂っている。富士の樹海よりも密度の濃い林だ。殆ど10分以上かけて、漸く坂の終点に着いた。

 

そこには鳳が羽根を広げたようなShapeの白亜の展望台が一段高い高台の上に立っていた。先行していた3人からは、素晴らしい眺望だとの声が聞こえてくる。自分はここまで登ってくるのがやっとだった。最後の気力を振り絞っても更に数十段の階段を上って展望台の上まで行くことはできない。已む無く、カメラを大さんに託し、代わりに写真を撮ってもらうようにお願いした。今朝来間島の竜宮城で、階段を登れずに大さんに代わりに写真を撮ってもらったが、これで2度目だ。後からカメラの中の映像を見ると、確かに素晴らしい海と島影が画像に残されていた。

 

駐車場からは300m程の坂道を上がって来たが、展望台は更にもう一段高い丘上に建設されている。

 

鳳を広げたようなShapeは確かに斬新だが、足の悪い人には残酷だ。

 

海の眺めが綺麗とのことだが、更にこの階段を登ることは無理だ。カメラを大さんに託し、代わりに写真を撮ってもらう。

 

展望台の中の構造はこんな風になっている・・。