ちゃおチャオブログ

日々の連続

6.16(金・晴れ)近ツリのお粗末、総理のお粗末。



 

近ツリ、近畿ツーリストが近鉄、近畿鉄道の子会社なのか、資本関係があるのかないのか知らないが、関西の名門企業で、ツアー関連ではJTB,阪急トラピックスと3羽ガラスを形成し、トップ3の企業だ。その一部上場の名門会社が、あろうことか会社ぐるみでの詐欺を働いていた。問題になったワクチン接種コールセンターの東大阪市からの委託業務で、人件費を水増し請求し、約6億円を不正請求し、関西法人支店長、グループリーダー、営業課長の3人が昨日大阪府警に詐欺で逮捕された。

自分はいつもは阪急を利用しているが、多くのお客さんは近ツリを利用しているだろう。ツアー会社は最大のサービス産業で、お客さんの喜んでいただき、良い思い出作りに貢献してきた。その裏で、人の弱みに付け込む犯罪集団と変わらぬ卑劣な詐欺行為で、国のお金を掠め取っている。この会社は同様の詐欺行為が静岡支店でも発生していて、こうしたやり口は会社内で情報共有されている可能性もあり、社内的にも厳正な調査をする必要がある。勿論、経営陣はこうした不良社員を経営の幹部、中枢に抜擢した任命責任はある。この際、経営陣は総退陣し、一新して出直さなければ、膿は出し切れないだろう。

 

日本を代表する一流企業のお粗末さを見ていると、日本国を代表する総理のお粗末さも引けを取らない。周囲の誰もが、今日不信任案を出した野党の立憲すらも、当然に解散総選挙を想定していたが、昨夜の総理会見ですっぽかされた。泉も不信任提出の際の動議に総理のチャランポランさを憤っていたが、その通りだ。国民から選ばれた代議員の首を切るからには重大な決意と、信念がなければできないことだが、昨日の会見にしても、その前日の7時の定時ニュースをストップしてまで放映された会見にしても、この衆院解散を恰も自分一人が持っている手持ちのオモチャのように扱っている感覚に唖然とする。この様なお粗末な総理に日本国を託しているのかと・・。

解散、首切りは確かに総理の専権事項であって、総理以外の人間が行使することの出来ない唯一無二の権利ではあるが、それだからこそ、真剣に考え、熟慮し、実行に移さなければならないのに、今の総理にはそうした切実感が全く見られない。子供の遊び道具の一つにしか考えていないような軽薄な態度だ。選挙では自分はいつも公明に投票して、次の総選挙も当然の流れとして自公連立内閣が成立すると思うが、果たして、この様な軽薄でお粗末な総理に日本国を任せておいて良いのか。自民にはもっと多士済々の議員がいるのだが、いつもトップに出て来るのは、お粗末人士だけだ。困った自民の体質だ。