ちゃおチャオブログ

日々の連続

7.25(火・晴れ)著名精神科医の愛娘は異常者で、精神病者?

 

 

札幌猟奇事件の犯人逮捕の報が昨日のテレビニュースで速報され、29才娘の父親が医師との報道で、髙い倫理観を持つべき医師が殺人、死体遺棄にまで関与していた事実に唖然としたが、今日になってその医師は北海道内に広くネットワークのある勤医協中央病院の精神科医と報道された。ここは道内でも有数の総合病院で、父親の田村修はここの精神科の医長で、医師内では指導的で、患者からも信頼されている著名な精神科医とのことだった。

今日又共犯で母親も逮捕されたが、母親は旭川市内の美術館で学芸員をやっていたという、絵画には造形の深い女性だったようだ。29歳の娘の大学、進学先等はまだ明らかになっていないが、この家系の中では、有名大学に違いない。ただ彼女は中学の頃より不登校になり、高校も中退したとのネット記事もあった。

 

著名で、一見有能と見られていた田村修医師だが、それは外見上だけのことで、自宅では一人娘すら上手に育てることができなかった。不登校になることは全国的に見ればどこにでもあることで、それ自体は不思議ではないが、それがいつまでも長引き、今回の事件の遠因となった。50-80問題と言われるが、不登校児がそのまま成人し、部屋に引きこもり、大人になっても社会生活が出来ず引きこもり状態を続け、親が80になってもまだ50歳の子供の面倒を見なければならない、50-80問題だ。

 

この家族はその一歩手前で重大犯罪事件の加害者となって、その実態が公になった次第だが、こうした事件が発生しなければ、世間の闇の中に埋もれ、29歳娘はその後のどんな人生を歩んで行ったのかは、大よその想像は付く。

田村修が医師としてどの程度の能力があったのかどうかは自分には分からないが、医師として患者に尽くすのは当然としても、それ以上に自分の家族、家庭を守り、社会に順応する環境造りをしなければならなかったのだが、その能力には欠けていたと言わざるを得ない。彼はU-チューブを公開していて、ギターが得意で、変装などもしてイベントに出ていたようだ。62才被害者との接点はまだニュースで詳しくは報道されていないが、この恵庭の男性もそうした仮装イベントにはよく参加していたようだ。

 

医師だからと言って、毎日の生活を聖人君子のように律して過ごす必要もなく、彼の様に時たま仮装してイベントに出て、ストレスを解消することも必要だろう。だが、自分の家族、一人娘がこんな状態で、心から楽しめたか・・。自分がうつつを抜かして楽しむよりも先にすべき事があった筈だ。子供も成人すれば別個人で、親の責任は解放されるものだが、この家族は、29才娘の悪行を突き放すのではなく、一緒になって抱え込み、一緒になって犯罪を重ねた。

死体の首を切り取って、頭を持ち去るなど、正常な人間のすることではない。既に異常者で、精神を病んでいたかもかも知れない。医師として他社を救う以前に親として、自分の娘の精神を救うべきだった。自分は彼の医師としての評価は出来ないが、親としては失格だ。親子3人、一緒に罪を償えばよい。