ちゃおチャオブログ

日々の連続

8.7(月・晴れ)選挙にならない選挙。

 

 

先月群馬知事選が行われ、現職の山本太一が圧倒的多数で当選した。安倍元総理の陣笠で太鼓持ち。知事になる前の参院議員時、何があっても安倍ちゃんに付き従ってきた。父親が農相時代には、多少クセのある政治家だったが、彼も同様にクセがあり、今は県知事でトップに収まって、気分も良いのだろう。

この時の投票率は30%を割って、知事選での史上最低。太一以外には共産党と無名の新人。こんな選挙、太一が勝つに決まっているから、7割以上の選挙民は投票に行かなかった。有名無実の選挙戦。戦う前から結果の分かる選挙戦。それでも共産党候補は頑張って、太一の2割程の票を集めた。

 

昨日行われた埼玉知事選。更に酷い結果だった。これも又2期目を狙う大野が圧勝したのは当然の結果だが、投票率は群馬よりも更に酷く、24%。選挙民の4人に一人しか行っていない。ここも又共産党員と新人の3人で、大野圧勝は事前に分かったいた。共産候補は大野の2割も取っていない。

 

この二つの選挙とも、現職に自民、立憲、維新、公明、国民の与野党相乗りで、対共産との戦いになったが、それは戦いとも言えない。こうした選挙に共産は出るべきでない。与野党相乗りに勝てっこないのは最初から分かっている。選挙費用だけが無駄になる。共産が出ることによって、投票率も辛うじて2割をキープしているが、現職と新人一人の戦いだったら、2割も切っていただろう。

 

与野党相乗りの選挙など、県民を愚弄している。共産党員以外の県民には選択肢はどこにもない。これでは選挙へ行かなくなるのは当然だ。形骸化した県知事選。国民は国政も地方政治も、もう政治家には愛想を尽かせているのだろう。こんな選挙を何時までやっていても意味はない。選挙に活力、清新さが失われ、その内、誰も選挙へ行かなくなり、ある日突然共産党が天下、県政を取るような事になっているかも知れない。