ちゃおチャオブログ

日々の連続

8.8(火・晴れ)マリコさんのひしゃげ顔。

 

 

今からもう5年になるか・・、歳月の速さを感ずる。日大アメフト部員の故意の違法タックルが世間を騒がし、それまで日大王国に君臨していた柔道出身の田中理事長が、世間の集中砲火に耐え切れず、辞任にまで追い込まれた。日本最大のマンモス大学、学生数、全国に散らばった付属高校、病院、施設など教職員を合わせ10万人を越える一大エンタープライズの帝王は、10年君臨した後、大学を追われて行った。本人もこんな形で王国を追放されるとは夢想もしていなかっただろう。

 

その時、空中分解しかかった難破船の船長として、颯爽と登場したのがマリコさん。同大NO.1のエリート学部、芸術学部出身で、その前年、NHK大河ドラマ西郷どん」の原作者としても、勢いに乗っていた。女性初の理事長で、10万人の組織を束ねることへの懸念も外野から発せられてはいたが、自信輝くオーラの下、船出した。

それから1年、理事長就任後のニュースは全く報じられず、順風満帆ではないとしても、まあ、無難に大学運営に当たっているかと想像はしていた。それが一昨日、突然テレビ画面に現れた。1年前の流行りの女流作家然としたオーラは消えて、随分とひしゃげた感じの顔貌に、校内トップの任の重さ、四方八方から攻め立てられるいる、精神的な重圧が刻まれているように思えた。人の顔は1年でこれ程までに変わるものかと・・。

 

今日3時からの記者会見、その場に現れたマリコさん、一昨日のサンドバック状のひしゃげ顔から2夜明けてやや立ち直ったのか、やや自信を取り戻した会見だった。ただ、その後の記者からの質疑応答は時間の関係でテレビ放映は打ち切られたが、記者からの厳しい質問にどう答えたか・・。

いやはや、10万人からの大組織を支え、方向転換させていくのは、誰がやっても荷が重い。