ちゃおチャオブログ

日々の連続

10.29.(火・小雨)選挙の形骸と情熱、埼玉知事選とアルゼンチン大統領選。

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二世どころか、三世四世議員が半分以上を占めている衆参両院の日本の議員。親の七光り、看板地盤を引き継いで、親子代々国会議員になることが、決められたレールの上を走るごとくだ。

一昨日行われた埼玉知事選。当初は無投票当選課と思われた上田元知事。後から売名行為のNHK反対党の男が出てきて、決戦投票とはなったが、全く選挙にはなっていない。

大体が投票率20数%、10人の内二人しか投票に行っていない。史上4番目の低さ。元知事で、且つ主要与野党全部が寄り合って推薦しているのだから、誰が出ても勝てっこない。本来上田は知事を4期、16年もやったのだから、潔く政界を引退すべきだが、権力の座が恋しかったようだ。二階との仲が良いから、今は無党派だが、いずれ自民に鞍替えするだろう。

こんな情けない日本の政治風土、誰も投票所へ足を運ばないのは当然だろう。仮に投票率が10%切っていても、上田が当選したのは間違いない。もう選挙自体が形骸化している。

 

それに比べ、米国の大統領選は1年先の来年11月のことだが、もう既にヒート気味だ。特にトランプは気が狂ったように狂奔している。自分が再選されなければ世が終わりだとばかりに。

 

埼玉知事選と同じ日、アルゼンチンで大統領選が行われた。投票率は何と80.8%。埼玉知事選とは全く逆の数字だ。野党候補60歳が現職大統領を打ち破ったが、年間インフレ率が100%を越えるようなこの国では誰が大統領になっても、国の運営は大変だ。

そんな中で、IAEA,国際原子力機関の総裁を永らく務めていた日本人の天野さんが今夏急逝し、その後任にアルゼンチン人の副総裁が選任されたが、国は荒廃しても、国外で活躍しているアルゼンチン人も多い。人々は段々ジュ―イッシュ的になっていくのか・・。

 

選挙と言えば、来月小金井市長選が行われるが、現職市長西岡に対し、自民から女性の市議が対抗で出ることになった。どちらにも魅力はなく、投票に行くのは止めようかと思っていたら、ここへ来て、共産党から永らく市議をやっていた森戸洋子が出ることになった。よし、ならば共産党市長も悪くはないか・・。

 

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