ちゃおチャオブログ

日々の連続

4.22.(月・晴れ)公明党の強さ。

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昨日行われた統一地方選、後半戦。今日、選挙結果が明らかになる。年々投票率が低下し、今では地方によっては3割を切っている。それ以上に深刻なのは、無投票当選者の広がりで、現職再選に対する対抗者すらも立てられない。首長選ではそうした無風地帯が今では4割を超えている。日本人は平和主義者で争いを好まない、という事か。6割の投票区でも、その大半は自公又は自公民の連合体対共産党で、これは選挙をする前から結果は分かっている。こうした選挙構図では、投票率が下がるのは当然のことだ。自公対野党連合が正面からぶつかり、戦ったのは全選挙の中でも1つか2つの選挙区で、自公優勢の流れ、或いは逆に野党退潮の流れの中で、地方も又国会同様、寄らば大樹の傾向が強まってきている。

首長選の傾向はそういう事だが、今都議選、投票確定を見ていて気が付くのは、公明党の圧倒的強さだ。新聞には合計20市の市議当選者の確定数字が出ているが、この中で、何と、公明党議員の当選者が最も多く、95人。2番目の自民党の87人よりも多い。地方選では共産党も強く、3番目の68人が当選しているが、だらしないのは立憲の41人と、国民の僅かに5人だ。公明党が都下市議選に際し、自民党を圧倒している点は驚きだ。20市の内で、11市が第一党に収まっている。
この公明党の強さは組織票に他ならないが、この組織の強さ、選挙に対する締め付け、行動倫理、その他、立憲、国民の野党は学ばなければならない。組織を強くし、選挙に一丸となって行動しない限り、自民を転覆させる政党とはなり得ない。

公明を称賛すべきは、20市議選に於いて、誰一人の落選者を出していないことである。立候補した候補者全員が当選している、ということである。自民党共産党も他の野党も多くの落選者を出している。にも拘らず、公明党はゼロ落選者。全く見事な戦いぶりと言えよう。選挙参謀は誰がやっているのか、票割がきっちりしているからこそ、票の偏りもなく、従って落選者を出すこともない。20市選挙区で、公明党候補がトップ当選した区はない。又、逆に、下位すれすれの当選者もいない。ほぼ中ほどで収まっている。戦国時代の武将で言えば、誰に擬せられようか。武田信玄上杉謙信、チンギスハーン、ロンメル将軍、全戦無敗の将軍は誰だったか・・。少なくとも、この今回の都議選の投票結果で見る限り、公明党は最強の政治集団になっている。この延長線上、国政の場でも自民党は否が応でも倚らざるを得なくなるだろう。今後の公明党の動向には目が離せない。