今度の選挙には迷った。大いに迷った。この選挙区にはは自民の長島と民主の菅の一騎打ち。他に一人民間会社出身の泡沫候補がいる。比例区は最初から公明に入れる予定でいたから問題ないが、問題は長島に入れるかどうするか・・、いっその事白紙にするか、泡沫候補に入れるか・・、大いに迷った。今度の選挙だけは自民には入れたくないと思っていた。今度また自民に入れたら、お灸をすえたことにならない。しかも長島は、元民主党の代議士で、いつの間にか鞍替えして自民に移っている。そんな不節操な人間には入れたくない。
一度は泡沫に入れようと傾いたが、大さんからの更なる要望。大さんは自民党員ではなく公明党員だが、自民の人よりも熱心に長島を推す。義に生きる。好きか嫌いかはどうでも良い。それは自分の個人的な利害に過ぎない。大さんとの友情を大事にしなければならない。不在者投票所が今度ヒガコのマロン会館でもできるようになり、昨日行ったら、不在者投票、即ち期日前投票は,今日と明日の二日間だけとのこと。市役所と同じように、1週間ずっと開いている訳では無いのだ。止む無く今日再びマロン会館へ行き、投票を済ます。二度行の不在者投票だ。自分の意には沿わないが、長島に1票を投じた。
Power Of Balanceは相対性理論と似た面がある。二つの動体の強弱、緩急、大小のバランスの上に物事が成り立っている。今次の総選挙の結果がどうなるのか自分には分からないが、仮に自民が退潮し、仮に過半数を割ったとしても、公明の議席は変わらないから、自公で過半数を占めるのは疑う余地はない。そうした時、公明の対自民に対する立場はより強化され、主導権は握れないとしても、従来以上の重みを増す。だから公明は大さんがしているように、一生懸命に自民をバックアップする必要はないのだ。自公が過半数を割らない程度にバックアップすればよい。大さんにはそのPower Of Balanceの考えが良く理解できなかったようだ。それ以上に、長島が破れ、菅が受かるのは憎しと思っているのか・・。まあ、いずれにしても今次の自分の選挙は終わった。友人に対する義理立てを優先した。義が失われつつある現代に於いて、少なくとも自分は仁義礼智心を失わずに生きていきたい。