日曜日、全国各地で行われた地方選。選挙の形骸化がいよいよ激しくなり、投票離れも加速する。10道府県知事選、戦後最低の47.17%。半分にも届かない。県議選も最低を記録。又、無投票は全945選挙区のうち371選挙区で、約4割が無投票で当選。選挙になっていない。
以前、しらけ時代という言葉が流行ったが、今の選挙はそのしらけ、を通り越して、仮死状態になっている。選挙の形骸どころか、選挙の墓場、半分死んだ状態だ。
例えば、神奈川。黒岩にどれ程人気があるのか不人気なのかは知らないが、自公に民主、共産党以外のすべての政党が黒岩に相乗りし、共産党だけが独自候補を立てて争ったが、戦いにならないのはやる前から分かっている。こんなのは選挙とは言えない。
北海道と大阪以外は、皆こんな状態の相乗り選挙で、国政と地方は違うとは言えそれは建前で、中身は皆同じ穴のムジナ。昔の自社サを思い出す。仲良く戦えば、無風は続く。お互い血を見ないで済むのだから、無投票に越したことはない。
オール与党の地方選。みっともないのは福岡で、自民分裂選挙でも野党は腰砕け。共産以外はどの党も明日の風。こんな時に野党共同戦線でも張れば、知事の椅子は取れたのに・・。二人の自民候補に唯一気を吐いたのが共産党で、当然集票数は知れている。それでも立派じゃないか。オール与党体制に牙を剥く。今の野党はもう既に牙も抜き取られている。可哀想なのは選挙民だ。
ゴーンのビデオメッセージ。敗軍の将何を語るかと思えば、矢張り、敗者の弁しかなかった。おれは無実だ! おれは嵌められた!と幾ら叫んでも負け犬の遠吠えに過ぎない。無罪請負人の弘中弁護士も今回ばかりは窮するだろう。