ちゃおチャオブログ

日々の連続

8.16(水・晴れ)送り火。



 

お盆は今日で終了。生憎台風7号が関西方面を襲い、関西発着の航空機は全面運休。JRも今日は終日計画運休で、お盆休みで帰省した人々は帰るに帰られなくなった。

京都五山では送り火大文字焼き。何時頃からの風習か・・、室町時代京都五山が定まった頃からの風習か。平安末期以来、京都は幾度の戦禍に見舞われ、街は焼き払われ、多くの死者を出した。死者は鴨川の河原に投げ捨てられ、川の自然の浄化を待った。鴨川を三途の川に見立て、右岸は人の住む世界、左岸は黄泉の国。清水寺もあればご堂の辻などもあった。東山三十六峰、明治になってそこには護国神社なども建立された。竜馬もそこに眠っている。

 

各家庭では明かしを灯し、死者が還る道を照らす。この明かしの燈明は東京では今では全く見られない。東京に限らず、都市部ではもうどこにも見られないか・・。テレビで放映されないので、果たして地方の田舎にもまだ残っているかどうかも知る由もない。両親が健在中、自分もお盆には帰省していたが、自分の田舎では今でもこの風習は残っているだろう。

 

自分の家にはいつも霊がいる。だからお盆だから帰って来るとか、お盆が終わるから戻って行く、とかの出入りはない。だが、仏壇には普段夜は灯さない蝋燭も今晩は灯した。何か霊がいつもよりは身近にいる感じだ。いつも謝ることばかり。我昔所業諸悪業。一生謝り続けて死んで行く。