ちゃおチャオブログ

日々の連続

8.29(火・晴れ)日本の闇、64才長男が85才母親を殺害。

 

 

矢張り、日本全体が貧しくなってきているから、こうした事件が発生するのだろう。

昨日宇部市の民家で、この家に住む85歳の高齢女性の死亡が確認された。近くに住む次男の通報により発覚したものである。

この家には85才老女と64歳の無職長男が住んでいた。母親は要介護5の身障者で、自力では歩けなかった。息子が数年前からベッドで寝たきりの母親の面倒を見て来たようだ。

普段から息子による虐待があったのかどうか、昨夜は特別だったのかどうか、新聞ニュースでは判然としないが、昨夜はこの息子が5時間に渡って母親の全身に熱湯をかけ、殺害した。血を分けた息子が、母親に対する何とも無残な殺害だ。

お金が無かったから介護施設に入れられなかったのか・・。お金が無かったから、自宅で要介護5の母親の面倒を見ざるを得なかったのか・・。この間、行政の介入、援助は無かったのか・・。

 

日本の国全体が貧しくなり、行政が助けることも出来ず、個人も貧しくなって、ヘルパーを雇うこともできず、坩堝の中に嵌り込み、子が親を殺すような、最悪の結果になった。

日本の深い闇。今回この事件が新聞で明るみに出たが、似たような状況は全国各地に隠されているかも知れない。それが事件になって初めて明るみに出る。おぞましい。

 

今年の春、宮城県柴田町の住宅で、この家に住む50代の男性が玄関先で刺殺体で発見されたが、先週20代の次男と、40代の長男の妻が殺人容疑で県警に逮捕された。この一家にどんな複雑な問題があったのか、子が親を殺すほどのどれ程深い憎しみがあったのか、現状のニュースでは全く分からないが、こうした家族間の深い闇が、あちこちに落とし穴のように潜んでいる。