ちゃおチャオブログ

日々の連続

11.6(月・晴れ)異常数値。

 

 

今日の小金井の日中気温は25度。11月に入ってもまだ夏日の気温だ。小金井に限らず各地で11月の最高気温を記録している。暖かい秋というか、夏の終わりの秋。

地球温暖化が顕著で、日本に限らず、世界のあちこちで異常気象が起きている。先週はアカプルコに強風が吹き荒れ、風光明媚な町がガラクタのようになってしまった。最大風速70mに高層ビルの窓ガラスは全部吹き飛び、建物自体も傾いてしまった。設計者は誰もこんな強風が吹き荒れることなど想定はしてなかっただろう。

 

グレタがCo2を叫ぼうがデモろうが、毎年地球温暖化は確実に進んでいる。80億の人口が毎年豊かになっていき、所得が上がり、電化が進み、車も所有するようになってくれば、地球全体では膨大な量の熱量を吐き出すことになる。放牧の牛が吐き出すCo2など物の数にも入らない。

 

地球自体が自然の生き物だから、毎年上がる気温で南極北極の氷が溶け、今では氷の無い北極圏航路がアジア欧州を結ぶ最短距離になっている。目先の利く中国は早くもウラジオストックを手中に収めようとしている。ウクライナ戦争が長引き、ロシア経済が更にガタガタになってくれば、そうなるだろう。

 

海水温度が1度上がれば、巨大台風、ハリケーンが多発することは以前から言われていた。パキスタンに大雨が降って、川が氾濫し、国の4割が水没し、内戦どころの話ではなくなり、タリバンに追われてアフガンから逃げて来た200万人からのアフガン人を自国に強制送還している。アフガンに戻っても仕事も食料もある訳ではなく、どこにいようが、飢餓の死線をさまようにことになる。元々パンジャブ地方と言われた所だ。現地語で5つの川が交わる所との意味らしい。異常な降雨が続けば、一たまりもない。異常気象による異常災害は世界の各地で発生しているのだ。地球の危機とも言えるだろう。

 

身近な例では魚の生態もある。西日本で生息するフグがいまでは福島沖で多量に捕れるようにより、福島はそれのブランド化を図っている。去年函館を旅行したが、市場には大きなブリが沢山並べられていて、そこでは鮭よりも多く感じた。店の人に聞くと、現実に今では鮭よりもブリの漁獲高の方が多いようだ。

 

サンマが近海に寄り付かなくなったのもそうした海水温の変化があるのかも知れない。一昨年、潮の岬に行ったが、そこの名物がサンマの一夜干しとはその時に初めて知ったが、サンマは三陸沖から銚子沖を通り、紀伊半島まで南下してきていたとはその時に初めて知った。今やそのサンマもこんな南にまでは南下はしてこないだろう。潮岬のサンマ漁はもう過去の漁法になるに違いない。

 

異常気温に異常海水温。グレタに言われるまでも無く、地球人一人一人の自覚によって、この地球を救わなければならない。

 

異常数値はガイヤの地球に限ったことではない。ここ最近の各国株式市場も異常な動きをしている。東証が連休前の木曜日、600円以上も上げたが、連休明け後の今日は更に又上げる。一時は800円以上も上げて、今年最大の上昇、758円上げて32,708円まで伸ばす。1.8%の上げだったが、何と韓国では約6%近くも上げた。

変な話、金曜日に出た米国雇用統計が予測を下回り、経済減速が顕著になり、その結果、もうこれ以上の利上げは行われないだろうとの安心感から、世界の相場で、皆が皆買いに走っているのだ。雇用が伸びず、経済が減速する予測の中での株式市場の沸騰。異常なことに人々は異常とも思わなくなってきている。

 

ロシアがウクライナで虐殺行為を繰り返し、イスラエルがガザで殺戮を繰り返していても、人々は段々異常と思わなくなってくる。その内、核爆弾を使用しても、異常と思わなくなる時がやってくるかも知れない。