ちゃおチャオブログ

日々の連続

3.11(月・晴れ)13年目の大震災。NHK囲碁、将棋杯。人は老い、死んで行く。

 

 

今日は東北大震災から13年目。丁度あの日もパソコンに向かって株取引をしていた。3月末決算、取引に忙しかったが、今日も不毛な1日を終えようかと思っていた矢先の2時36分、突然に家が揺れ出し、更に激しくなって、たまらずテーブルの下に身を潜めた。幸いに棚が倒れるとか室内灯が落ちるとかの被害は無かったが、食器棚の食器類は倒れたりした。一時的な停電もあった。テレビでは東北地方での大きな地震を報じている。続いて、東北各地の被害状況も伝えて来た。東京でこれ程揺れたのだから、チン現地はさぞ大きな揺れだろうと想像もできたが、テレビのテロップでは震度7,8を報じている。大変な地震だった。

 

その後の東京市場がどうなったのか、余り記憶がない。当然、東証は大きく下げ、自分も大きな損失を被った筈だが、その辺の記憶はすっぱりと落ちている。その後、13年経った今でも相変わらずパソコン相手に取引をしている。行ったり来たりの毎日。損したり得したりの繰り返して、13年経った今も当時と同じくらいの資産だ。

今年の東証は急騰し、34年ぶりの高値を付けて、自分も今年になって100万円近くの利を上げたが、ここへ来ての東証の急落。今日は一時1100円も下げた。先週の金曜日と今日の二日間で70万相当の損失で、結局、34年ぶりの東証高値と喜んでも、今日の処で僅かに30万円程の利。明日以降も下げ続ければ、結局マイナスとなる。

 

13年目の震災命日、いつも思うのだが、この歳になってもまだシジフォスの世界を生きている。因業の人生だ。

 

昨日のNHK囲碁、将棋戦。囲碁の方は1週間早く昨日決勝戦が行われ、一力棋聖が芝野名人を破って優勝。先週の準決勝で井山王座を破って勝ち上がってきた。一時は敵なしの井山7冠。すべてのタイトルを独占していたが、数年前からその牙城はこの二人に冒され、今は王座だけのタイトルか・・。

 

印象的だったのは将棋の準決勝、全盛期の帝王、羽生八段と藤井8冠の対決。今や無冠の帝王となった羽生は盤の上で呻吟を繰り返し、天井を仰いでいた。10年前、全タイトルを奪って敵なしの羽生が輝いていたが、昨日の羽生からそのオーラも消えて、50過ぎの過去の帝王になっていた。

53歳の前帝王は21歳の現帝王の前に首を垂れて中押し負けとなる。来週はその藤井と佐々木8段と決勝戦を争う。勝負ごとに予断は許せないが、普通に言って藤井が勝るだろう。今や羽生にとって代わって現代の帝王だ。

 

羽生を見ていても、井山を見ていても、人は歳を取り、いずれ老いていく。その先は死だ。人と生まれた以上、その宿命からは逃れられない。生命が成長し、熟成し、老いていくのは動物、植物、あらゆる生命体に共通する。人間もそのカルマからは逃れられないのだ。