ちゃおチャオブログ

日々の連続

西国観音まほろば奈良の巡礼記(15)長谷寺境内の花を見て、法起院へ。

長谷寺は「花の御寺」と言われるだけあって、今は紫陽花の花が満開だ。

 

東屋からは五重塔へは寄らずに、そのまま緩い坂を下って下山する・・

 

今の季節には珍しく、蓮が一輪咲いていた。

 

山門入り口直ぐの場所に徳道上人の十三重の石塔が建っていた。

 

 

今は的に季節的に紫陽花が満開になっているが、元々のこの寺の花は牡丹だが、今はもう既に咲き終わっている。平安貴族の頃より「花の御寺」として、長谷詣でが盛んに行われていたが、牡丹の時期に来られたら、さぞかし豪華絢爛だっただろう。

 

10分~15分激しく降った雨も通り雨で、雷雲が過ぎたあとは又晴れて来た。五重塔はここから直ぐ先にあるが、少し高台に建っていて、今の自分の足ではそのちょっとした坂を登るのも大変で、そのまま道なりに下山した。途中、蓮の花が1輪だけ咲いていたが、この時期にしては珍しい。横道から再び登楼の参詣路に入り、最後の数十段を下り降りる。登楼の入り口近くには徳道上人の十三重の塔の石組みもあった。

 

誰の句か達筆で読めなかったが、最初の「今日は月・・」までは読めたが、後は分からなかった。芭蕉は「奥の細道」の2年前、生家の伊賀上野からこの寺にやってきて、句も詠んではいるが、その句碑がどこにあるかは分からない。西行が出家前に最後に妻と会ったのがこの寺と言わているが、その故事を謳枕にしたのか、「笈の小文」の中には一句載っていた。

 

山門を出たすぐに不動堂がり、不動明王にもお参りし、寺を後にする。振り返って眺めても立派な山門だ。山門前の門前商店街の和菓子店に寄る。奈良らしい柿の葉寿司とか今の季節に合ってウグイス色の草餅など店の前の番台に出されていて、その幾つかを見繕って小箱に入れてもらい孫への宅配を送る。ここで宅配して置けば、荷物で持ち帰ることもない。去年の秋には粉河寺の前の食堂兼土産店で、季節のミカンと地元の味噌などをミックスして宅配した。何かこの頃、旅に出ると孫への宅配が習慣になってきた。

 

商店街には2-3店食堂もあったが、お腹も空いてなく、そのままぶらぶら商店通りの緩やかさな坂を下って、番外札所、徳道上人を祀る法起院にやってきた。ここは商店通りの中程の場所にあり、平坦地になっていて、自分の足でも難なく行ける所にあった。休みがてらにお参りしよう。

 

山門(仁王門)から参道の石段を眺める。

 

山門を出た直ぐの場所に誰かの句碑も建っていた。文字が難しく読めなかった。

 

山門前に不動堂があり、お参りする。

 

不動明王像。1000年にわたって人々から参拝されてきた。