ちゃおチャオブログ

日々の連続

中国・歴史の旅(29)洛陽は牡丹の町。

洛陽駅前の大通り。案外緑が多い。
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洛陽駅前には多くの花売りが店を出している。
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洛陽駅前広場も牡丹の模様で飾られている。
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しかしまあ何て多くの牡丹売りだろう。
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色鮮やかな牡丹の花。
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日本人が桜を好むと同じように、中国人は梅を好むことは以前から知っていた。寒い冬の中国、春を待ちわびる気持ちは日本人以上にあったことだろう。その中国人が梅以上に好む花が牡丹だ。立てば芍薬、座れば牡丹の俚諺にもある通り、その花の美しさは最上で、別名「富貴の花」とも呼ばれている。

その中国人が最も好む「牡丹」の花で最も有名な町がこの「洛陽」であるとは、つい昨日上海の人民公園へ行くまで知らなかった。それでこの町へやってくる楽しみがもう一つ増えたのだが、成程来てみるとこの町の人々が牡丹を愛で、幾つもの牡丹園を持っていて、その花の美しさを正面に打ち出して、町のPRに努めていることが良く分かった。

洛陽駅前には、何軒もの牡丹の花売りがいて、大声で通行人を呼んでいる。牡丹の花束、一束幾ら、と言った具合に呼びとめている。花が余りにも綺麗で、近づいて花の匂いなど嗅いでみたが、近付いて行っても匂わない。更に近付き、花びらを手にすると、何だ、これは造花ではないか。多分、牡丹の花を見に、全国から集まって来た観光客目当てに、その思い出のみやげ物として売られていたのだ。それはそれで中国人の商魂として微笑ましいものだった。

しかしそれはそれとして、この町へ来て、牡丹園へ立ち寄らないのは、何のために洛陽に来たのか笑われてしまいそうだ。駅前の私設観光案内所には市内のあちこちの牡丹園の半日ツアーなどが案内されているが、午前出発のツアーは既に終了している。駅前をうろうろしていると、付近に屯しているバイクタクシーが、いろいろと観光案内を言ってくる。そこでドライバーに20元で牡丹園の案内をお願いし、市内で一番大きい牡丹園に連れて行ってもらう。

その「洛陽牡丹園」は、朝空港から市内にリムジーンに乗って通って来た幹線道路沿いにあった。入園料40元はかなり割高だが、それだけ市民にも、観光客にも人気が高いということだろう。ドライバーには園の入口で待っていてもらい、早速園内に入ることにした。
 
 
 
 
いやいや近づいてみると、これは本物の牡丹ではなく、造花だった。
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バイクタクシーの案内で、「洛陽牡丹園」に行く。
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園に入ると、牡丹の季節にはまだ少し早く、人もまばら。
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あれあれ、こんなところに楊貴妃像が。牡丹の大好きな楊貴妃、この園で仏様に祀られている。
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さてこれから牡丹園を一巡する。
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