建国記念日の休日、3連休。岸さんが存命の頃はこの日は憲政記念館で憲法論議がかまびしかったが、最近では少し下火になっているようだ。特に中曽根さんが政界を引退して以降、憲法改正を声高に発言する人目立たなくなってきている。今では誰がリーダーで、誰が運動をリードしているのかさえ、良く分からない状況になっている。
マグナカルタができて既に500年、憲法は国家の柱として位置付けられてきたが、万古不易であってはならない。どこか中南米の新興国のように年がら年中変わるのも困るが、時代や社会、現代に相応しい憲法が日本にも必要だろう。ましてや現行憲法が進駐軍のお仕着せによって制定されたものである以上、戦後の混乱期のどさくさの中でバタバタと作られたものから脱皮し、世界の中の日本に相応しい憲法を日本人自らの手で作るべきだ。
中曽根さんは80歳を超えたとはいえまだ矍鑠としている。国家に対する最後の奉公として、もうひと肌脱いでもらいたい。
長野ストーカー殺人。テレビでは知人男性と言っているが、どうも内縁の夫らしい。ストーカーと言うか、内輪の夫婦喧嘩の行き着いた先。ストーカーでも何でもない。元内縁の夫は、暴力犯であったのだから、ストーカー規制法どうのこうのではなく、暴行犯、傷害犯として逮捕しておくべきだった。暴行犯である以上、夫婦関係など関係ない。厳正に法の適用をすべきだった。
他人のパソコンを利用して、警察に対する恨みを晴らそうとして犯人が逮捕される。猫好きのその辺のどこにもいそうな青年だ。以前一度捕まって、彼の人生がめちゃくちゃにされたと思い込んでいた。そこには再起、再生の考えはなかった。刑務所における更生、憎しみから感謝に換える教育をすべきだったかも知れない。