ちゃおチャオブログ

日々の連続

インド世界遺産の旅(3)40数年ぶりのインド。

デリー到着時は夕方の5時半。日本との時差は3時間半だから、今東京は夜の8時。
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デリー空港の発着便数。成田よりは格段に少ない。
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これからバスに乗るため、空港の外に出る。
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中々近代的な空港ビルだ。
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近くを歩く犬はタイ同様に放し飼いだ。
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遠くにミナレットの建設も進んでいる。
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40数年ぶりにインドの地を踏んだ。と言ってもそれ程深い感動はない。母国でもなく、殊更思い入れの深い国でもなく、単に一つの観光地、観光国に過ぎず、これからの3日間の観光がスタートする第一歩に過ぎない。

40数年前のインドは貧しい国だった。実際今もそうかも知れないが、今、バスに乗るため空港ビルから外に出て、空港周辺の街並み、又は振り返って見る空港ビル、等々、どこを眺めても近代的な都市美の景観だ。このビルや周辺環境自体がどこかの国の資金援助で建設されたのかも知れないが、ここを見る限りでは、すでに一流国の身だしなみが整っている。

バスはニューデリー市内を一巡する。30、40数年前に新しく建設された新都市。街路も広く、街路樹は高く繁り、各国大使館が広大な敷地の中にガーデンタウンの趣で連続している。優れた計画都市だ。日本の筑波や千里もこうしたコンセプトで建設されていれば、日本も世界に誇れる人口都市美を提供できるのだが、このニューデリーの美しい街並みを見ていると、つくばにしてもどこにしても、日本の稚拙さ、発想力の貧弱さを思い知る。

バスは豪州の各都市で見たと同じ様な計画的な美しい景観のニューデリーを通り過ぎ、今度は逆に180度昔に戻った古い街並み、雑踏と貧困の混在するオールドデリーの町中に入り込み、渋滞の中、押されるようにして前に押し出され、漸く渋滞を抜けて走り出したバスは郊外を流れる大きな川を渡り、宿泊先ホテルに向かった。

ホテルに到着する直前、郊外通勤電車の駅前を通ったが、大変な人とツクツク(オートタクシー)とリキシャ(人力タクシー)の中をかき分けるように進み、これで良くぞ事故が起きないものだと、感心しつつ、その混乱、モームの小説の中でのCaos(ケイオス)を思い浮かべ、バスの窓の光景に釘付けになった。40年前と変わらない、この混乱と貧困ぶりは。以前は無かったオートタクシーが新たに加わってはいるが・・。
 
 
 
 
 さてこれからバスはニューデリー市内に乗り入れる。
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街路樹の良く繁った、整然とした綺麗な街並みだ。
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ああ、遠くにインド門が見える。
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インド門、ボンベイ門とセットで、イギリスと植民地支配の象徴だが、今は、立派な観光スポットとなっている。
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インド門周辺に屯す群衆。
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オールドデリー市内にあるパゴダ。
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