ちゃおチャオブログ

日々の連続

中国・歴史の旅(82)開封「城墻」の内外。

開封城壁の内側には大きな湖が広がっている。
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遊覧船とか手漕ぎボートなどもある。
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ここにも釣り人が沢山いる。有料か無料かは分からないが・・。
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これが春秋戦国以来から残されている城壁か・・
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太公望は、周の時代の人。紀元前1000年以上も前の釣り人だ。
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江南の水郷地帯程ではないが、ここ河南の土地も黄河流域に流れ込む河川、隋の煬帝以来の大運河建設等により、水の豊富な地方だ。市内のあちこちに大きな池や湖が点在しているが、これ等の湖沼は元々は黄河が溢れた際の調整池の機能も果たしていたのかも知れない。

そうした地形を上手く利用して、公園に造り上げたり、又々、市内をぐるりと巻くように城壁を作ったりしたのは、街を外敵から守るを主務としたかも知れないが、黄河から洪水をこの城壁で食い止める役割も果たしていたかも知れない。

同じ頃の日本。随分以前になるが、佐賀の吉野ケ里と青森の三内丸山の両遺跡を見たことがあったが、それぞれ小高い丘陵の上にあり、遺跡の周囲には堀と木柵が作られていたようだが、この開封の市街地の広さと城壁の立派さを見たら、到底比較できるようなものではなく、1000年の時代差があるようだった。

湖畔にはボートなども係留されていて、休日などには賑やかに湖面を彩るだろうが、今日はそれ程出ていない。湖が広いからボートが出ていてもそれ程目立たないのかも知れないが、茫洋とした広がりを見せている湖だった。湖畔を歩いていると、みやげ物店があり、中に入ってどんなものが売られているのか覗いてみると、流石ここは歴史の街、宋時代に地方からやって来たお上りが、都の土産として地方に買って帰るような色鮮やかな絹糸の飾り物が数多く展示されていた。これは日本へのお土産にしても丁度良い。持ち運びも軽いし、幾つか見繕って、買って帰ることにした。
 
 
 
 
湖からも「鉄塔」が見える。
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近くに土産物販売店があり、立ち寄ってみる。
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ああ、色々な土産品が展示されている。
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価値は分からないが、中々良さそうだ。
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値段もそれ程高くない。地元価格だ。一つ土産に買って行こう。
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