ちゃおチャオブログ

日々の連続

補陀落渡海への旅(72)港の蟹工船。

島内をぐるぐる回る循環バスがあって、便利だ。
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町へ戻る途中に見えた建物。カジノのような感じの建物だ。
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途中下車し、波止場に出る。
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いやー、凄い数の漁船だ。
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ああ、船には皆カニのネット、カニ駕籠を積んでいる。
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これから出漁するのか、帰って来たのか、駕籠を満載している。
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いやー、しかし凄い数の漁船だ。一体何隻係留されているのだろう・・
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東沙の名前は古鎮というが、比較的垢抜けた通りをぶらぶら歩いてバスターミナルまで戻り、次のバスで市内に戻る。島内をぐるぐる回る循環バスだから、行き間違えるということもなく、来たバスに乗れば、元の長距離ターミナルまで戻ることができる。公共バスだから、近い距離で3元、最大5元、だから75円程度。日本の半額程度だ。

バスが段々市街地に近付いてきて、最も賑やかな港の付近で途中下車する。先刻フェリーで舟山からやって来た時、船上から見えた海岸通りだ。この舟山群島は多くの島に囲まれている内海のようなものだから、特段港を構築しなくても船が係留できるバースさせ作れば、後はどこでも天然の良港だ。

バスを降り、大通りを横断し、海岸線まで出ると、沢山の漁船がそのバース、波止場に係留されている。その数、数百艘、では足りないかも知れない。島の海岸線の右端から左端の先の方まで係留されている船数からしたら、1000艘あってもおかしくない。その漁船がすべてカニ漁船だ。大きなカニを入れるネットが船上にうず高く積み重ねられている。圧巻だ。こんな情景を見るのは初めてだ。この海にどれ程のカニが生息しているか知らないが、これだけの船が一斉に出漁し、一斉のカニ漁を始めたら、蟹も瞬く間に根絶やしになるかも知れない。しかし、こうしてこれだけ多くの漁船が今でもここに係留されていることを見れば、今も漁労は盛んに行われているのだろう。この内のかなりの部分が「上海ガニ」となって、各国の中華料理店に運ばれるのかも知れない。

島の人々が禁漁の期間、することもなく、のんびりとマージャンゲームに時を過ごしているのもこの漁船数を見たら、分からないことではない。これだけ壮んなカニ漁がおこなわれていれば、生活に名に不自由することもないだろう。北海道の蟹工船。あれは渡り蟹ではなく、タラバ蟹だが、一時の最盛期の頃、根室の港も、この様な蟹工船で壮観だっただろうか・・。いつか行った花崎港のやや裏びれた港の情景と比べ、この中国の旺盛な活動、逞しさに圧倒される思いだった。
 
 
 
 
 
これから積み込むのか、陸揚げされた駕籠の数も大量だ。
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いやー、タスマニアホバート港でも同じような光景を見たが、数もボリュームも全く違う。
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カニ船は湾の端の方まで係留されている。
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近くにはこのような中小零細の漁船も係留されている。
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日々の生活に密着している漁船だ。
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ああ、これは小型タンカーだ。
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うーん、壮観だ!
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