ちゃおチャオブログ

日々の連続

中国・歴史の旅(94)中国の爆竹。

館内には古代の王朝が使用した祭器などが展示されている。
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勾玉か玉。見事なものだ。
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子供達が記念品のケースを眺め行っている。
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ここの名産は何と言っても清明上河図だ。
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ああ、玄関に景徳鎮の大壺が飾られている。
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人の背丈よりも高い壺だ。
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中国では何かのお祝いごととかあると、爆竹を鳴らすことが多い。過去、こうした爆竹に出合わせたことが何回かあったが、威勢の良い事、現代中国人の性格を著わしているようだ。祝い事、慶事以外にも年末年始や何かの節句などにも打ち鳴らしているようだから、この爆竹の歴史も、揚げ凧同様に古いのかも知れない。

普通は1個1個の竹の筒が4-5個纏まっていて、その中の火薬が、同時か又は順次にか破裂し、凄まじい破裂音ともうもうとした煙を辺りに漂わせるのだが、これも一つの中国の風物詩になっている。最近の中国では一人っ子政策の影響か、一人っ子同士の結婚が日常のことになって、結婚式も年々豪華に派手になってきている。結婚式付き物の爆竹も年々凄まじいものになってきて、今日、偶々開封博物館から出てきた時に出くわした爆竹もその一つで、すごく威勢の良いものだった。

それは爆竹の竹筒を幾重にも繋げ、恰も大蛇の蛇のように路上に長々と置かれている。派手好きの中国人だからその色も真っ赤だ。婚礼のお祝いの色に相応しい。そうして並べ置かれた幾連もの爆竹の端に点火されると、どういう仕掛けなのか、その端の竹筒から順繰りに隣の爆竹に転火し、バンバンバンバン次々と竹筒が破裂して行く。10mを越えるような長々とした爆竹の連が、その破裂と共に、縄がのたうつようにくねくね左右し、さながら、火を噴いた大蛇が路上をのたうっているかの如くである。

周りの店からも通行人も、最初の爆発音が聞こえると一斉に集まってきて、遠巻きに眺めている。日本の花火ではないが、人々はこの破裂音、爆発音を聞いて、気持ちがすっきりするのかも知れない。皆、晴れ晴れした表情で、竹筒が破裂する様を眺めている。主人公がどこにいるか見えないが、二人もきっとどこかでこの大騒ぎを眺めていて、人々から祝福された気持ちになっているだろう。今日はたまたま博物館を出た直後にこうした祝い事に遭遇し、皆と一緒に楽しんだ。
 
 
 
博物館の外に出ると、近くのホテルで結婚式が始まるようだ。
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一人っ子政策で結婚式は年々豪華になる。
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ああ、爆竹が並べられている。こんな長い爆竹を見たのは初めてだ。
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今点火され、端から順々に竹筒が鳴って行く。
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この大蛇のような連の中に一体何個の爆竹が収められているのだろう・・
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 爆発の後、煙がもうもうと路上に立ちこめていた。
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