今週のサークルは、前回に引き続いてのタイの寺院の正式名称です。
タイの王宮寺院、「エメラルド寺院」(ワットプラケオ=วัดพระแก้ว)の正式名称は、
「วัดพระศรีรัตนศาสดาราม」(ワットプラシーラタナサーサダーラーム)
という長い名前であるのは、前回勉強しました。
今日は、「エメラルド寺院」と同様に、観光客に最も親しまれている寝釈迦仏、「ワットポー」(วัดโพธิ์)、の正式名称は、
「วัดพระเชตุพนวิมลมังคลารามราชวรมหาวิหาร」
(ワットチェットポン ウイモンマンクララーム ラーチャウオン マハーウイハーン)
という恐ろしく長い名前の寺院名です。
バンコクの正式名が百数十文字からなる気の遠くなるような長~い長~い名前で、日本人が落語家以外に「寿限無ジュゲム」を言えないのと同じように、タイ人もバンコクの正式市名を言える人は皆無で、この「ワットポー」の正式名を言える人も、数少ないと思われる。
しかし人々には「寝釈迦佛」、「涅槃佛寺」、「วัดพระพุทธไสยาสน์」
(ワットプラプットサイヤート)と言う名前で親しまれているようです。
この「ไสยาสน์」は「眠ること」。この寺の別名「วัดพระนอน」(ワットプラノーン)の「นอน」、「横になって眠ること」 と同じ意味なんですね。
その巨大な「黄金の涅槃佛」に対し、人々は日々、
「นมัสการพระพุทธไสยาสน์ทองคำ」
(ナマットガーンプラプットサイヤートトーンカム)
を欠かしたことはありません。