昨日の名護市長選、基地反対派の稲峰現職市長が数百票差の僅差で賛成派の候補者を破る。自民は総理初め総動員で臨んだが、沖縄の伝統的な、お上に対する何でも反対、思想に敗れた感あり。
沖縄から基地を撤廃するには100年掛って、河清を待つ時間軸が必要なことは、政府関係者のみならず、大体の県民も理解している。それが分かっていて、敢えて移転反対をぶつ。では、普天間はどうするのか?それに対する対案もなく、ただ声高に反対!を叫んでいれば、票に結び付く。
今回の図式は繰り返し行われてきた沖縄の政治風景だ。喉に刺さった針のように、総理初め政府関係者は苦虫を潰しているだろう。
名護市長候補の非力さが今回の自民敗北を招いたものだが、候補者選びは、慎重の上にも、細心の留意をして選任しなければならない。それが、今度の都知事選で、どっから出てきた馬の骨か、舛添なる者を担ぎ出し、こんなみっとも無い、体たらくな話はない。これでは又都知事選も敗北を喫するだろう。今の自民党には人や物を見抜き、正しい判断ができる人物はいなくなったのか・・。