ちゃおチャオブログ

日々の連続

上海ー新加坡ー吉隆坡ー曼谷4都旅行記(76)ハジャイ市内のお寺。

ハジャイの街を歩いていると大きなお寺に出てきた。
 
 
 
かなり大きなお寺だ。
 
 
 
ああ、寝釈迦が安置されている。
 
 
 
争いの無い平安。
 
 
 
主祭神は何だろう・・
 
 
 
ああ、観音様か・・。
 
 
 
花に飾られた八百万の神、仏。
 
 
 
 
 
 
タイはどこの地方の町、村へ行ったとしても、そこには必ず一つ二つのお寺がある。タイ人はそれ程信心深く、お寺に対する帰依心は日本人よりは遥かに高い。日本の生臭的な大乗仏教と教義に厳格な上座部仏教の違いがあるのかも知れない。ここハジャイはタイ南部ではスラタニに次ぐ大きな都市であり、当然ながら市内には幾つもの大きなお寺が存在している。
 
市内をぶらぶら歩き、中心部からそれ程離れていない場所に、かなり大きなお寺がある。お寺の散策は暇つぶしには丁度よい。ちょっと不謹慎かも知れないが・・。しかしお寺は何十年経っても変わらずにその場所にあるから、この先10年後に仮にこの町に再訪することがあったとしても、覚えているだろう。丁度ピサヌロークにあるワットヤイ(วัด ใหญ่)のごとくに。
 
入ってみると、中国というか、中国人の影響が色濃く出ている。海洋からやって来た中国人、華僑の人たちは、シンガポールを拠点に、段々北上していった。150年程前のペナンの中国人大虐殺事件は、こうした中国人の進出に対する地元民の反感感情の中で発生した。世にいう、ペナン事件である。
 
勤勉で商売熱心な華僑はこの町にも数多く移住しているんどあろう。街中で「客家」(ハッカ)の集会所も見かけた。このお寺も今は中国人の財力によって維持されているような面も見られた。「漢字」があふれている感もする。しかもsの「漢字」は簡体字ではなく、旧字体だから、南方系、広東乃至福建の「客家」なのだろう。
 
その寝釈迦物はタイでもラオスでもミャンマーでもどこでも変わらぬ姿、右を下にして横たわり、西方に向かっている。お寺が如何に中国化されて行こうが、このお釈迦様の寝姿だけは何百年経っても変わらない。お釈迦様に黙祷し、喜捨をし、この寺を後にした。
 
 
 
 
熱心に供物を捧げるタイの人々。
 
 
 
いやー、すごいお飾りだ。
 
 
 
こんな愉快そうな仏さんもいる。
 
 
 
街中には中国人華僑も多いのか、「ハッカ」(客家)の集会所などもある。
 
 
 
中国海洋族の好きな観音堂などもある。ちょっと立ち寄ってみようか。
 
 
 
タイ語で「カルナー トート ローンタオ コーンターン」、「各自靴を脱いで下さい」と書いていある。
 
 
 
ああ、観音様だ。