ちゃおチャオブログ

日々の連続

ラオス北部紀行(40)村の祭り。

第2サイトの遺跡を見終わってから、次にムアンクーン(เมืองคูน)の遺跡を見に行く。
 
 
 
ジャール平原に点在する幾つかの集落を通り過ぎて行く。
 
 
 
昨日と同じように着飾った女性が道路を歩いている。
 
 
 
皆どこかへ向かっているようだ。
 
 
 
ああ、男性もお洒落している。
 
 
 
ああ、皆揃ってどこへ行くのだろう。
 
 
 
 
 
ジャール遺跡第2サイトの入口の食堂で、ラオスラーメンを食べ終え、併設されている小さな土産店で爆弾の弾から作ったジェラルミンの小さな模型飛行機をお土産に買い、次のサイトに向かう。が、その途中、嘗てのシェンクワン県の県庁所在地で、裸の仏像と、仏塔の遺跡があるムアンクーン(เมือง คูน )に立ち寄ることにした。

段々町に近づき、幾つかの集落を通り過ぎていくと、昨日大通りで見た着飾った少女達が列を作って道路端を歩いている。どこか集会所へ向かっているようだ。ドライバーに聞くと、今日は、お祭り、テッサガーン( เทศกาล)とのこと。各集落で一定の場所に集まり、着飾った男女がボール投げ遊びをする。云わば公の共同見合いで、女性からのボールを上手に受け取った男性が、優先交渉権があるとのことである。

面白そうなので、立ち寄ってその祭りの模様を見ることにする。何人かの男女が3m程の間隔を開けて左右に並び、ボールを投げ合っている。音楽はなく静かなものだ。時々囃しのような歓声が上がる。意中の人からのボールを上手に受け取った時、周りの男女がその二人を囃しているようだ。

当方も参加せよ、と言われ、列の端に並ぶ。待っていると思わぬ所からオールが飛んで来る。ボールは柔らかいテニスボールのようなゴムボールだ。だから片手でギュウと掴むことができる。投げてきた相手の女性を見ると、歳若の美少女だ。右手でギュツと掴むと、周りから拍手が沸き起こった。当方が日本人と知っているのかどうなのか、投げた少女に当方に対する想いがあるとは思えないが、投げてくれてありがとう。当方からも又お返しにその少女に向かってボールを投げ返す。ほんわかした心温まる思いを残し、皆さんに挨拶し、目的の遺跡に向かうことにした。
 
 
 
ああ、皆こうした集会場へ集まっているのだ。
 
 
 
ドライバーに言って、その一つの集会場所へ立ち寄ってもらう。
 
 
 
着飾った男女が二列に並び、ボール投げ遊びをしている。
 
 
 
ああ、これは遊びではなく、集団見合いだったのか・・
 
 
 
皆さん楽しそうにボールを投げたり、受け取ったりしている。
 
 
 
当方も勧められるまま、そのゲームに参加した。