ちゃおチャオブログ

日々の連続

ラオス北部紀行(48)ラオスの山の民。幸せな人々。

ポーンサワンのお祭り広場の前には新しく出来たショッピングセンター乃至、市場(ตลาด・タラート)のような建物も出来ている。どこかの国の援助だろう・・。
 
 
 
その市場の前に佇む女性。
 
 
 
その前で写真を撮っている少女達。
 
 
 
ポーズを取る女性。
 
 
 
ああ、朝の川口の男性が、こんな場所で、みんなとボール遊びを楽しんでいる!
 
 
 
お金を掛けているようだが、何のゲームをしているんだろう。
 
 
 
 
 
今日は2012年12月30日。後1日で今年も終わる。このラオスの山の民が、ポーンサワンの町の周辺からこの広場にやってきて、1年に一度の最大のお祭りを祝っているのは、今日が晦日、今年最後の一日前だから、ということではない。彼等は彼らの暦を持っていて、我々日本人が使用している新暦、即ちグレゴリオ暦とは関係なく、彼らの暦に従って、今日を祝っているのだ。明後日、お正月だからと言って、特別何かの祝いをする訳ではない。彼等のお正月は佛歴だ。

とは言ってもバイクにしても携帯電話、ラメ入りスパンに革ジャンパー。これ等は皆今様で、現代の利器。何百年と変わらない生活様式の中に、現代的な利点やファッションを上手に取り入れ、生活の糧とし、利便を図る。丁度明治の初め、文明開化に沸いた江戸の庶民が我先に欧風化を取り入れていった風潮とどことなく似ている。右手に古風なしがらみ、左手に斬新な新世界。今この祭り会場にいる若者たちを見ていて、そんな風に感じた。

しかしそれにしても人々の穏やかな表情。この国がつい30年程前までの長い内乱と分裂。外国の侵略と国民同士の殺し合い。隣国カンボジアポルポト程の酷い状態ではなかったとしても、パテトラオと米国連合軍との殺し合い。そうした血なまぐさい戦乱につい最近まで晒されてきた民族とは思えない、穏やか表情だ。

そう言えば、太平洋戦争の開戦時、この国はベトナムカンボジアと共に、フランスから取って代わった日本の軍政下に置かれたが、それも敗戦までの僅かな期間。今ここでゲームに興じている古老にそんな昔の話を聞いても、通じないだろう。70年前の話を持ち出してもポカンとされるだけだ。大体、今ここには70歳を越した様な老人はいないではないか。そっとして置こう。若い国民は、過去を振り返るのではなく、将来に向かって前進すればよい。今日は昨日よりも良い。明日は更に良い。それを実感しているかのような人々の満足そうな、幸せそうな顔立ちを見ていて、自分自身も幸せになるような思いだった。
 
 
 
 
 
部外者にはよく分からないが、これも又1年に一度の楽しみかも知れない。
 
 
 
ここでは大勢が何かのカードゲームをしている。
 
 
 
この店は何を売っているんだろう・・
 
 
 
ああ、爪切りなどやってもらっている。気持ち良いだろうなあ・・
 
 
 
さて又一旦ホテルに引き上げようか・・。大通りの一本横の通りは誰も歩いていない。皆、祭り会場へ行っているのか・・
 
 
 
こんな金持ちそうな家もある。しかし、この家も又「将来2階か??」http://img.4travel.jp/img/tcs/t/pict/500/33/88/37/500_33883707.jpg?1402050120