ちゃおチャオブログ

日々の連続

10.27.(月・晴れ)御嶽噴火1か月。

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長いようで短いような1か月。御嶽噴火から今日で丁度1月。50数名が亡くなり、まだ6名の遺体が発見されていない。秋の行楽シーズン、土曜日の昼時、大勢の登山客が押し寄せていた丁度その時、予想だにもしなかった火山が噴火した。最初に噴煙を見た登山客らは、最初に何が起こったかも充分理解できず、写真を撮ったり、ビデオを回したり、とノンビリしていたが、噴煙、岩石は瞬時に人々の頭上に達し、多くの人が犠牲になった。本人も気象庁も責めることのできない、不慮の天災だ。丁度その時、そこに居合わせ、犠牲になった多くの人たちは、それが自分達に与えられた運命だったと、諦めるしかない。実に不運だった。
 
自分がこの山に登ったのは、2007年7月、この時は毎日旅行会のツアー登山だったが、百名山60座目の登頂だった。天気も良く、9合目の王頂小屋から山頂・奥の院までの登山道、左手に、今回噴火した日間口から煙が出ていた。
翌年、再びこの山に登ったが、それは鳥さんグループの山の仲間6-7人と一緒に来たときだった。前日乗鞍に登った次の日で、この時も7月だった。ちょっと霧がかかって視界は不良だったが、噴煙と硫黄の臭いは変わらなかった。
自分は山で事故・遭難になりかかったことが数回ある。しかし、今もこうして生き延びている。幸運だった。犠牲になった人々は、全く不運で、お悔やみの言葉もないが、安らかに眠ってもらうことを祈るしかない。
3週間ほど前から法華経、開経偈の暗記に努力しているが、ここへ来て、漸くそらんずることが出来るようになった。当方にできることと言ったら、失われた命に対し、お経を上げてやること位だろう。
 
 
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