今日更にこの町にもう一泊し、周辺の観光をしようかどうしようか、思案したが、取り敢えず今回は中国旅行ではなく、ベトナム旅行だから、より多くのベトナムの田舎を回ろう、とベトナムに戻ることにする。友誼関行のバスセンターは、昨日の場所とは別の場所にあり、タクシーでそこまで行き、国境まで向かう。
友誼関まで約２００キロ。４車線の高速道路を約３時間半、昼頃に到着する。片側に垂直の断崖が迫っていて、ここは、将に関所に相応しい場所だ。古来からここには関所があったのだろう。
中国税関を出て、ベトナムに入国しようとしたら、パスできない。日本人はフリーパスの筈なのに、税関員の話によれば、最初の入国はふりーパスで１５日間はノービザで滞在できるが、一旦、外に出るとこの特権は失われ、３０日経過しないと、再入国できない、とのこと。敢えて、再入国するには、もう一度南寧まで戻り、ベトナム領事館でビザを取得しないと、直ぐの入国は不可、とのこと。
止むを得ない、今来たバスで、南寧まで戻ることにした。
偶々帰りのバスで乗り合わせた青年が日本語が出来て、南寧バスセンターで、ビザの取得方法を通訳してもらい、難を逃れる。しかし、ビザの出来上がる時間の次のハノイ行のバスの時間の関係で、この南寧で二日間足止めを食うことになった。
ビザの特別代金は７００元。元の持ち合わせなく、彼、張さんに１００ドルを６００元で替えてもらい、漸く手続き代行してもらう。
ホテルはセンターに併設されているホテルで、１泊１４０元、２泊を予約する。日本から元を１５００元、約３万持ってきたが、そんなこんなで全部無くなった。二泊分で５８００円は、明日銀行で、円を両替しよう。
